オーロラ観察記

オーロラ観察記

毎日のつれづれを綴ります。

美味しいもの50%
楽しいこと50%

で、おおくりします♪

(1万年間待ち続けてきて)
ついに来ました!この日が!

ジーニーの力強い言葉が胸に突き刺さった。
いや、わたしは1万年も待ってないですが…


演劇やコンサートが2月下旬から徐々に公演が中止になっていって、3月にちょろっと復活したりもしたけれどそれ以降は全くなくなってしまい…。 

いままでも天災人災が世の中に降りかかっても続いてきた芸能の炎。
でも、今回の状況はまさに存亡の危機。

街中では人との距離を取ること、なんなら間に透明の何かがあったりもして。
人が集まるところでは、大きな声で盛り上がるのも控えめに。
マスクをしてるから近くに行くまで知り合いに気づかなかったり、話してる相手の表情が分かりにくい…
いや、こんな社会でどーやって演劇するのよ?

でも、なんつーか。
こういう苦境から反骨心で立ち上がって。もがいて這いつくばってへこたれなくて。というのが、そもそもの演劇が生まれたきっかけというか、演劇があるべき理由というか。

演者ひとりひとりのバックボーンとそこから生まれた思いを作品を通して見ている側が受け取るという世界。

見た内容を肯定する人否定する人、様々で。社会とはいろいろな立場や考え方のある人がいるもので、演劇を通してそのことを改めて感じるのです。

そんな体験をすることなんて、そりゃ生活必需じゃないわけですよ。
てか、人間じゃなきゃこんな体験しようとも思わないですよね。
いや、「思う」ということすらないのか…
生きていくということとは別にプラスアルファな感情があるのが人間なんだなーと。


とはいえ、多くの人たちがいままでのような生活ができなくなって、そんななか、生活必需じゃないことに対する葛藤がみんなの中にあって。

たまたまNHKでやった劇団四季の特集見て、組織の中でもいろんな意見があるのは当然で。
元女優でって紹介だったけど、四季見てた人ならすぐ分かる方がね、経営陣に対して俳優たちサイドの意見をぶつける姿がすごく印象的でした。
公演するということが生半可な覚悟じゃないということもひしひしと感じて。

見に行く方としても身が引き締まるおもいで。
同じ空間で同じ時を過ごすうえで、自分が良ければいいんじゃなくて、まわりの人のことも思いやる。
参加する以上、そこで決まっているルールにはしたがおう。
…あれ?でもコレって当たり前のことのような…ねぇ。

とはいえ、ある建物の中に3時間とじこもる形になるのはいまの状況下ではあまりないので…緊張。


再開して、まずはキャッツを見にいきました。

キャッツを観劇したことある方はご存じだと思いますが、劇場のあらゆるところを猫が歩き回る…
その演出はどうなるのか…??

売り出された座席が通路側もあったので、その時点で客席は使わないのかな…と。
そして、回転席がガッツリ販売中止。
そのおかげで客席1列目(本来8列目)と舞台はある程度の距離が。

客席は両隣空席。
そして、私が行った回は半分くらいの売れ行きかと。なので、通常の収容人数を考えると1/4くらいなのでしゃうか…

曲が始まり、冒頭のタントミールが登場するところで感極まる…

自粛期間中にロイド=ウェバーが無料配信していたロンドン版キャッツみて、日本のとこんなに違うんだー。映画版は(見てないけど)そりゃ日本のと全然違うわけだわー。と思っていたことも思い出したり。

いつもと違う演出を見て、ここの部分演出し直したのか!と驚いたり。間違っていつものルート通らないもんか?と思ったり(プロはそんな間違えしない…)

猫が近くに来ることはないけれど、こんな状況でも変わらない、猫たちの凄技パフォーマンス。いつもと変わらない大好きなシーンを楽しむことができた!
ありがとう!!

キャッツシアターの感染症対策のお知らせは猫ver.でした。
ほっこり。


そして、次に見に行ったのはアラジン。
毎年、開幕日の5/24に見に行ってましたが、5周年の今年はチケット取れなくて…でも、結局そこはやらなかったわけですが…

こちらも1年以上ぶり。
アラジンは2階席が好きなので今回も。
2階席はB席C席があるので、売り出してるうちの7割くらい埋まってる感じでした。

そして、今回はめちゃくちゃ久しぶりにジーニーが道口瑞之さんでした!

道口さんとバブカックの白瀬さんの2人がいれば、大好きな2人の歌声で超満足。
厂原くんのアラジン初めてでしたがめっちゃよかった。

アラジンという作品は、アラジンもジーニーもジャスミンもそれぞれ囚われている世界があって。そこから自由になることを望んでいるのですが、その台詞や歌が今の社会情勢とリンクするところが多くて。
とはいえ、いまの、現実の問題は自分がどーこーしたから打ち破れる相手ではないのですが…

それでも、それぞれが発する自由への思いがいつもより強く感じました。
わたしの中の自由に対する認識がここ最近で変わったのかも…

それぞれが自由を手に入れて、新しい世界が始まるエピローグ。

(1万年間待ち続けてきて)
ついに来ました!この日が!!

このジーニー台詞が、
(まだ完全に今まで通りな自由な日常ではないけれど、)俳優として舞台に立つことが出来る!
一歩踏み出した、まさに今!!
という強い思いを感じて、ものすごく胸に刺さった。

アラジンの主題歌のホールニューワールドも自由な新しい世界を歌った歌。
アラジンとジャスミンが「なににも縛られはしない」と歌い
アロハシャツに着替えたジーニーが「自由な明日を」と歌う

今まで何度も聞いた歌なのに
歌ってる人たちの伝え方も自分の中の捉え方も全く違って心動かされました。


キャッツの時もアラジンの時もいつもより観客は相当少ないと思いますが、手拍子や拍手がいつもに負けずな勢いなんです。
今までと違う環境での観劇だけど、思うところは変わらずで。

歌の力ってすごい!
演技もダンスもアクションも生命力を感じられるし、舞台装置や衣装、振付や脚本は人間の創造力を感じられる。
舞台ってすごい。
生のパフォーマンスってすごい。

この感動をたくさんの人が分かち合えるような社会になるために、自分のやらなければいけないこと、できることを続けていこうと改めて思いました。
見に行く前に感じた緊張をいい意味で持ち続けていきたいです。