ヨーロッパ選手権とコパ・アメリカが同時進行するのは、いまだに違和感がある。


ワールドカップ中間年なので、被って当然なのだが、スポンサーとしては興味が分散するので有り難くはないだろう。


どちらの決勝も、運営面の不手際を除けばいい試合だったし、サッカーそのものはスペクタクルなものだったが、かつてのようにどうしても見たいものではなくなっている。


ネーションズリーグと、それに伴う国際Aマッチデーのカードのマンネリ化で、好カード=希少カードではなくなったからだ。


ファンタジスタは消え、全ての選手が均等にハイレベルなスキルを備えている。


ただそれがヨーロッパサッカーの未来を明るくしているかどうかは別問題だ。


ネーションズリーグとヨーロッパ選手権で、ヨーロッパの国は、ヨーロッパ同士の試合が圧倒的に増えた。


他大陸の国との対戦は減り、当然データや対応は不充分になる。


それが理由かどうかわからないが、前回のワールドカップはアフリカのモロッコが4位に入った。


こうした可能性は今後も十分あるだろう。


野球のWBCはあらゆる大陸から参加して行われている。



それを思えば、コパ・アメリカとアジアカップとアフリカカップと中南米カップが合体する可能性もないではない。