西田26得点、高橋16得点、石川12得点。



スロベニア戦の日本の得点が、オリンピックでの日本の戦い方を暗示している。



ここまで全勝のスロベニアを相手に、日本は、ガチでブロックに来る石川ではなく西田で勝負した。



サウスポーの西田のスパイクはブロックしにくく上げにくい。関田のトスワークの勝利でもある。



もちろんあらゆるレシーブを好トスに変える技術があってのことだが。



又、平均身長2mを越す国が多数ある中、日本のバックアタックは大きな武器になっている。



オリンピックで日本がメダルを取るとしたら、それは今の威力を維持したままでのサーブの精度、そしてレセプションとディグにかかっている。



日本がメダルを取り、その原動力がリベロだったとなれば、それは大きなエポックメイキングになるだろう。



スロベニアは旧ユーゴスラビアの国である。ユーゴは2000年のシドニー五輪の男子バレーで優勝している。



印象に残っているのはリベロだった。個人的には、ユーゴを優勝に導いたと言えるくらい素晴らしい選手だった。



バレーボールに限らず、旧ユーゴの選手は身体能力に優れている。今回もダテに全勝してきたのではなかったようだ。



福岡ラウンドの会場は本来は展示場だが、まるで外国でやっているような雰囲気。



展示場なので明るくしたら殺風景だろうから、あえて暗くして幻想的な雰囲気を醸し出しているのだろうか。



なかなかの演出だと思う。