先日練習試合をした、ある近隣の中学校。



今年度からバレー部の募集はしないという。



数日前、副校長との電話のやり取りの中で明かされた。新2年生の代で終了だという。



去年練習試合をした際に、チラリとその可能性を口にしていたが、現実のものとなってしまった。



この学校では4月に顧問が異動した。後任は決まらず、副校長が務めている。管理職が顧問を務める、いわゆる管理顧問である。



「このまま続けるのは難しいと判断し、早めに決断しました」という。



新1年生にとっては寝耳に水だったかもしれない。部活をやろうと決めていた子もいるだろう。



電話の中で副校長は、やむを得ない決断であり、この決定が本意ではない事を強調していた。自身もかつて野球の顧問をやっていて、部活の重要性は知っているという。



ただ自分が異動になったら、もはや誰も見なくなるので、この決断に至ったという。



実はこの学校の新1年生が、うちのチームに既に2人いる。



1人は一昨年から通っているが、もう1人は先月の入団だ。



もちろんバレー部がなくなるとは夢にも思わず、クラブチームでやりたいという理由で入ってくれていたが、結果的には正解だった。



近隣でも、他にバレー部の顧問が異動した学校が複数ある。そこでどんな方向性が示されているのかわからないが、大事なのは、バレーボールをやりたいという子に、場所と時間を提供してあげられるかどうかだ。



それによって自分の居場所や、自分が輝ける場所を得られるなら、自己実現への大きな道筋になる。



副校長は生徒や保護者からバレーをやりたいと相談されたら、ウチを紹介してくれるという。



少しでも子供たちの受け皿になれれば良いと考えている。







猿山ではなく、チンパンジー山は珍しい。