『嘘をもうひとつだけ』

東野圭吾/講談社

2000年4月10日第1刷

 

 

 

 

5つの短編がおさめられた、加賀恭一郎シリーズ初の短編集。

 

 

 

 

主に『小説現代』に発表されたものがまとめられている。

 

 

 

 

話の序盤に容疑者が暗示され、加賀刑事が普通の会話を交わしながら徐々に核心に触れていく。

 

 

 

 

いずれも容疑者目線で書かれており、加賀はあくまで相手方として登場する。

 

 

 

 

加賀の投げかけた言葉や話題に、動揺していく容疑者の心の内がよく描かれている。

 

 

 

 

 

杉下右京の原点のような(◎◇◎)・・・。

 

 

 

 

 

 

 

加賀恭一郎モノの短編ということで、表題作『嘘をもうひとつだけ』ほか、雑誌の発表時に読んだものもあった。

 

 

 

 

5つの作品は、1996年から1999年までに発表されたもの。

 

 

 

 

巷ではぼちぼち携帯電話やPHSが出回り始めていた。

 

 

 

 

本作ではまだ固定電話が主流だが、そんな時代感を感じさせないストーリー展開である。