1981年はたくさんの音楽を聴いた年だった。
邦楽、洋楽を問わず、FMを聴いては頻繁にエアチェックしていた。
カセットテープもかなりの量だった。
松田聖子がブレイクし、レコード大賞は寺尾聡、松山千春の「長い夜」、演歌も含めてヒット曲のジャンルが広かった。
「オフコースSELECTION 1978-81」オフコース (1981年購入)
SIDEA
風に吹かれて/夏の終わり/愛を止めないで/せつなくて/生まれ来る子供たちのために/さよなら
SIDEB
Yes-No/愛の終わる時/一億の夜を超えて/いくつもの星の下で/I LOVE YOU
オフコースのブレイクヒットはこの前年にリリースされた「さよなら」だろう。
その前の「愛を止めないで」と、この後の「生まれ来る子供たちのために」のヒットと相まって、この「SELECTION」の注目度は高かった。
友人も、予約を済ませて発売日に手に入れていた。
オフコースは「ザ・ベストテン」に一度も出演しなかったグループの一つだが、ブレイクの前も後も変わらない彼ら自身の活動を続けていたように思う。
ヒット曲を飛ばそうとしたのではなく、音楽を極めようとしていたのかもしれない。
だからヒット曲だけが脚光を浴びる歌番組には出なかったのではないだろうか。
この年に限らず、1980年代の音楽シーンはバラエティに富んでいた。
そのあたりの事はこの本に詳しく書いてある。