今回の予選メンバーには、前年にアタッカーだった選手は1人もいない。攻撃陣は皆、レシーバーかセッターだ。
しかも一次予選直前にキャプテンが負傷。
昨年の全国大会でもチームの核だった大黒柱を失い、短時間でチームを再構築しなくてはならない事態になった。
実際、一次予選から最終の三次予選までで、3回も負けながら都大会出場を決めたのは初めてである。
一次予選は全敗も覚悟していた。
だがみんな必死の頑張りでの3位通過。
最大のピンチは二次予選の第二試合に訪れた。
この日の第一試合を勝ち、第二試合の1セット目も取って2セット目に入る際、ある選手が体の部分的な痛みを訴えてきた。
話を聞き、動作確認をして、このセットはなんとか出来そうだったが、それ以降はプレーさせない事にした。相手の力量を考えると、このセットを取ってストレート勝ちしないと厳しい。もちろんその後に1試合残っているが、ここを勝たないとその先もない。
選手達にそれを伝え、このセットにかけるように言った。選手達は皆理解し、頑張って2-0でこの試合をものにした。
大きな1勝だった。
この日の1位抜けが都大会出場につながったとも言える。その意味でもこの3年生選手の頑張りは素晴らしかった。
運もあった。
二次予選から最終予選まで、2週間あいた。
練習時間が得られ、回復を計れた選手もいた。
最終予選の頑張りは今後につながる大きな経験。この予選で成長した選手が何人もいる。
これからが楽しみである。
ところで大会の初日は2月22日。
令和2年2月22日であり、2020年2月22日でもある。
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