Hiroeちゃんとは初めていろんな話しをした気がする。
そして新婚の彼女に
「子供はまだ…作らないの?」て聞いた。
なんでそんなことを聞いたのかわからなかった。
「う~ん…まだ実感が無くって」
「そうなんだ…
焦らなくていいじゃん…
ふたりで…ゆっくり考えて…それがいいよ」
「うん…そうだね^^」
やがて彼女も
「Kenさんまたね~^^」って握っていた手を離し
右の商店街に消えて行った。
僕は…ひとりになって…ゆっくり階段を降りていった。
あれ?
まてよ?
Hiroeちゃんとこって
子供…できたじゃん!
なのに…なんで…子供作らないの?って
変なこと聞いちゃったんだろう?
其のとき風が吹いて
不思議な中国の古い町の光景は一瞬にして消えていったんだ。
「はっ…………」
ベッドだった。
不思議なことに
ふたりの女性の握った手の感触が両手にリアルに残っていた。
お風呂から上がって
隣の洗面で髭を剃って歯を磨いて
顔を洗ってうがいしてから居間に入る。
常備灯だけの薄暗い部屋で
やっぱり姫は
大きな冷風機と扇風機をつけて
座椅子で眠っていたんだ。
僕は扇風機のほうを借りて
炬燵テーブルの上にのせ
昨日と同じように向きをiMacに合わせて
眠っていたiMacを起こしたんだ。
そして
キーボードの手元はまだ暗いから
タッチランプをつけて
オレンジの灯りの中で
今日の…この日記から書き始めてPVWを始めたんだ。
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