おはようございます お願い

 

さて、さっそくタイトルのこと。

よくブログ記事の最後に書く、

「世は事もなし」。

ご存じの方もおられるやも ニコニコ

 

私が最初にこの言葉に出会ったのは

『赤毛のアン』です。

最後に書かれているこの言葉、

 

「神は天にいまし、

 すべて世は事もなし」

 

元々はイギリスの詩人ブラウニングの

劇詩「ピッパが通る」の一節(春の朝)、

「God's in his heaven, 

  All's rights with the world」

「神、そらに知ろしめす、

 すべて世は事も無し」

 

訳したのは『海潮音』で有名な上田敏。

赤毛のアンを訳した村岡花子さんが

自分流?にアレンジした訳なのだと

思います。

 

日本人が訳したものより

英語をそのまま読んだほうが

意味がすんなり胸に入ってくるのは

私だけかしら お願い あせる

 

 

「世は事もなし」の部分の解釈としては

ざっくりと「平穏」「平和」かなと思います。

 

英語がチョー苦手だった私の話なので

話半分以下で聞いてくれていいんですが、

all right は神の力…は この世とともにある

といった感じで良いと思っています。

そして、all right は「大丈夫」と訳されますね。

 

 

モンゴメリはこのときのアンの状況を

とても困難な状況として描いていて、

そこへこの言葉を添えているわけですが

 

例えば、新約聖書に「マタイによる福音書」の

6章25-34 にある「思い悩むな」という節。

ここ、素敵な言葉が書かれています。

 

 

 

…ということで、赤毛のアン、海潮音と

さかのぼり、ブラウニングの詩という

高尚な言葉なのでした 爆笑