あなたのボスはどんな人?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
 
生涯のボスは 父。
 
もう父の時間は15年前に止まってしまって、
私の記憶もそこまでなのだけど、
いろいろあります。
 
とにかく小さい頃からよく殴られました。
一応は 平手 で、ね。
それでも、オール三菱でAクラスのテニスの腕、
それでスパーンとひっぱたかれる。
両耳の上が、おそらくは内出血でフワフワに
なったこともあります。
 
父は小さい頃には両親がいなくて血の繋がらない兄に
育てられました。このおじさんは良い人でしたよ。
ところが、祖母が亡くなった時に結婚していなかった
兄弟をまるごと引き取ったものだから大変。
たしか、4人。男女二人ずつ。
引き取られたもう一人の男子、義兄が、
いろいろあって、よく父を追い回したそうです。庭中。
さもありなん な事情ですけれどね。
父には、その記憶があったからかなぁ と考えます。
あ、でも、最近ある人に言われたんですけどね。
あなたはそんなにわかっちゃダメよ って。
 
やっぱりね、家族のためにどれだけ我慢していたかは
よくわかっているつもりなので。。。
当時の状況の中で私がどうしてああなっていって
親としては責められるべき状況ではあったと思うけれど、
父が仮に全てを投げ出しても、誰も責めない状況もあって。
そこを、一切投げ出さなかった。
 
二十歳を過ぎた頃だったか、父にたずねました。
会社を辞めようと思ったことはない? って。
目を見開き、紅潮した顔で、
何度辞めようと思ったかわからない! と言われました。
だよねぇ。
 
お辞儀の上手な父でしてね。
会社時代の半分以上は営業畑だったんですが、
あのお辞儀で家族を守ってきたんだろうなぁ  と思うわけです。
ぺこぺこしていたわけじゃないですよ。
顧客に迷惑をかけた部下に、相手の方が始末書を書け!と
言ってきたとき、そこまでは勘弁してやってくれと言っても
書け!の一点張り。上司であった父が、それなら俺が書く、
いいのか?! と逆に脅したら、それは…と引かせたと。
 
 
いろいろマイナスなところもあったけれど、
それでも、あの父と同じことはできません。
私が今ここに居ることも、父が居てのことです。
なので、生涯、ボスはあの父ですねぇ。