私が二十代の頃に、バレエにのめりこんだことがあります。

バブルの頃で、たくさんのバレエ団がやってきました。
一公演が13000円とか普通でしたが、まあ世の中お金が
回っていましたし、私もいろいろと観ました。

プリセツカヤは直には観ていません。
と思います。記憶が曖昧で(汗)
ただ、強力な印象を持っています。代表作「瀕死の白鳥」です。

少し映像が古いですが、素晴らしさは伝わると思います。





王道を行くソリストで、「白鳥」の似合う人でした。
一方で、拠点をソビエト(ロシア)においていながら、
ベジャールなどの振り付けによるモダンバレエにも
率先してトライする、広い視野を持った人でした。
モダンバレエが日本で脚光を浴びたのはやはりバブルの頃で、
世界的にもベジャールやバランシンが活躍し、
プティや、更に古い人たちでニジンスキーやパブロワの
振り付けなども再評価される中で活躍したバレリーナです。


あとに続く偉大なバレリーナが出ていないように思います。
マーゴット・フォンティーンも亡くなり、20世紀に活躍した
バレリーナはプリセツカヤで終わった気がします。

有名な人はいるんですけれどね。
森下洋子もいますし、スザンヌ・ファレルもいました。
ファレルはもう現役ではないのかな?
シルビィ・ギエムもいるけれど、私は好きではなくて。

私の青春時代を豊かにしてくれた偉大なるバレリーナに
感謝して。