新年ネタの2つめは、圧迫療法の記事と手術用手袋の紹介です。

要するに、圧迫で抗がん剤投与後の血流を少なくすることで、冷却療法同様に末梢神経障害が軽減されると、そういうことです。

 

手術用手袋は外科医が手術中に使用する、ゴム製の手にフィットする手袋です。お台所のポリ手袋のような、隙間があるものとは異なります。 ↓ の手袋 ”サンコーシルキーフィット”を二重にするとわりとフィット感がありました。気を付けるのは、サイズがあること、足と手が同サイズでいけるとは限らないことです。

 

 

 

(2) 手術用手袋でしびれ予防の圧迫療法
21年6月に、京都大学で、乳がん患者様を対象とした化学療法の末梢神経障害発症軽減の臨床研究が始まりました。

 

 

 

「化学療法誘発末梢神経障害(CIPN)は、有効性の高いタキサン系や白金製剤などの抗がん剤投与後、半数以上の患者においてみられる手や足のしびれと表現される副作用です。歩けない、箸が持てない、びりびり痛むなど、日常生活に影響する中等度以上の強いしびれ(末梢神経障害)を生じる患者も一部おり、治療を中断せざるを得ない場合や、がんは治っても一生涯しびれが残る場合があることが大きな問題となっています。
 

 露木主任部長らは、2016年に、抗がん剤投与の前後に手術用手袋で手を圧迫することでCIPNが大幅に軽減されることを見出しており、今回、手足のサイズに対応した反復使用可能な弾性圧迫グローブ・ストッキングを開発しました。

...」

足は医療用のメディキュットと併用しても良いかもしれません。
血流は遮りすぎると壊死の恐れもありますので、冷却療法や圧迫療法を試みる際は必ず主治医や病院スタッフの方に相談してくださいねニコ

 

 

...つづく!...