気付けば8月。残暑お見舞い申し上げます。

ブログを書くのも3ヶ月ぶり。

発病から間もなく2年。

2022年の今頃。一日中家の中で過ごす。夕方散歩に出ても5分程度で帰りたがる。家から出たがらない、私から離れたがらない。

食事は、いただきます!美味しそう!と言うも、2口くらいでパタリとお箸を置き俯いて泣き始める。そんな日々だった。

昨年の夏、お友達と2回、同じ場所に旅行。楽しく過ごしたものの食事には2時間近くかかり、迷惑をかけた。まだまだ新しい場所には行きたがらず、基本的にはラジオ体操と習い事以外家で過ごす夏休みだった。

そして今年の夏・・・。

トータル10泊の旅行三昧。

大丈夫かっ?

夏休み前にはあれだけ拒否していた林間学校も難なく参加。

私としては林間学校が話題に上がることも怖くて、「行かない」というのを覚悟していたのに、「楽しみだな」と言い始め、あれよあれよと当日になるという笑い泣き

食事面は事前に相談して、食べられないものを変えてもらったり配慮してもらったけれど、今はアレルギー対応も個々にしてくれる時代なので問題なし。元気に帰ってきて体重も減っていなかったニコニコ

で、夏休みは某サマープログラムに参加。親は同伴だけど朝晩ホテルで見送り迎えるだけ。ワーキングスペースもあるので仕事してもオッケー。

2022年の悪魔のイングリッシュキャンプのトラウマで(私が)息子だけを長期参加させるよりは朝晩だけでも共に過ごせる方が安心と参加を決めた。息子が参加したいと自ら言ったことにもびっくり。

いまだに食事は1人で背中を向けて食べているのに参加者たちと会食なんて出来るのかしら?

という私の不安は腹の奥底に沈めておいた。

心配しても仕方ないし行きたいと言ってるんだから信じれば良いのだ、そう言い聞かせて。


で、今日がその最終日。

とーっても充実したキャンプとなったおねがい食事はやっぱり他の子の2倍時間がかかるし、年下の子より少ないけれど、向かい合わせにならない席にしてもらい、1人で食べ進めていた。そして何よりもアクティビティをめちゃくちゃ楽しんでいた。帰りたくない、来年も絶対参加する!と言う姿を見て、「身体の回復1年、心の回復3年」は本当だなと感じた。

あと一年後にはもう少し早く、多く食べられるようになってると良いけど、まぁ今のままでもいいや。そう思う。

初めましての子たちと走り回ってる様子を見て、ここまで回復したんだなぁと嬉しくなる。


今息子の体重の数値は前みたいに気にしていない。15歳まではBMIではなくローレル指数で見るからよほど減らない限りは「普通」の範囲に入っているのは分かってる。(小学生でBMIを基準にされてる方のブログにたまに出会うけど💦)それよりも、どれだけ笑っているか、くだらない話をしているか、そして、「私に反抗するか」を見ている。

「もー、わかってるよ!うるさいな」

なんて言われると、よっしゃ、調子が良いなグラサン

と思うのだ。文句、反抗大歓迎。

ぎゅーして、の方が危険えーん

言いたいことを好き放題言っている=胸に何かが詰まってない=食べられる

の構造。

何度も書いているけれど、思春期の女子の拒食症過食症とは違い、不安が食に現れるタイプの摂食障害の息子。

「母親の生きづらさを鏡のように写す」とか「母親が自分自身を見つめ直して吐き出して」とか私には全く当てはまらない。「私人生順風満帆で来てるので」byドクターXてへぺろ

でも本当に両親との仲も良いし、友達もそれなりに多く、何をやっても楽しめる、何を食べても美味しいと感じる人生を送って来たから。ストレスとは無縁。


ただ、思い当たるのは、息子を愛するあまりにコントロールしようとしていたこと。私が思い描く息子像に仕立て上げようとしていたこと、それが息子のためと思い、それ以外の息子を無意識のうちに受け入れ拒否していたこと。

これらと、様々な外的要因が重なったのが原因。そう思う。


今は、「何かをやらせよう」と思うことをやめ、本人が「何かをやりたい」というときに、そっと背中を押す程度に留めている。

その影響なのか?今はテニス、習字に加えて将棋も習い始めた。楽しいらしいニヤニヤ

辞めたくなったらいつでもやめるがいいさ。

夏休みも学習したけりゃすればいいし、楽しいだけの夏休みにしたけりゃそれでもいい。

放置ではなく、息子を信じ、やりたい気持ちを全力で応援する。(サポートはしない。失敗したら失敗すれば良い)そんなスタンスで日々過ごしてる。

ダメなところを見てイライラするより、良いところを見つけてニコニコする親でいようと思う。

白米一膳だけに4時間かかっていた頃を思えばほぼ何でも乗り越えられるもんだ笑い泣き