通っている(息子は行かず私だけ)病院の栄養指導に行って来た。めちゃくちゃ分かりにくい場所にある相談室。やっと着いて部屋に入ると個性的な髪型の栄養士さん。「お待ちしてました!ようこそ!」と出迎えられた。

そして私が挨拶すると「良かった!お母さん元気そうですね。息子くんも元気なんですね。うんうん、会うまで心配だったけど良かった」と。

聞けば今までの経緯を読んで、壮絶な時期も把握してくれていて、最近まで1食120分の日もあることを知り、母の私の疲弊度を心配していたとのこと。

今まで多くの摂食障害のお子さんを持つお母さんを見てきた方なのだろう。

今は調子が良いこと、給食もご飯の日は食べていること、外食は出来ず家でも1人で食べていることは変わらないことなど話した。

そして相談したかった献立の話。肉類を好まず果物と野菜、魚ばかりの息子にタンパク質をどう摂らせたら良いかを聞きたくて2週間の献立と作った写真を見せた。すると・・・

「お母さん!100点!バッチリ!大丈夫!」

と満面の笑みで言われた。

いや、でもカロリーも足りなくないですか。肉の代わり摂れてます?と聞くと

電卓で計算をし始めた。

⭐︎朝

ふりかけご飯200グラムと豆腐白菜にんじんスープorコーンスープ とバナナ1本&キウイ1個orパイン4分の1個

→500キロカロリーは超えてる


⭐︎昼

給食は全て少なめにして完食してるらしい→300キロカロリー

家ご飯の日はうどん1人前プラス煮卵、おにぎり2個、ブルーベリーヨーグルト、はっさくなどの柑橘1個→600キロカロリー


⭐︎おやつ

東毛酪農の瓶牛乳(牛乳はこれ一択)

ガリガリ君かパピコ

じゃがりこ小さい袋など→300キロカロリー


⭐︎夜(ある日のメニュー)

※ご飯とサラダ以外はほぼ全て小鉢


ご飯 220g   鯖の塩焼きポン酢おろし

里芋の煮物 小松菜白菜にんじんのツナサラダ トマトきゅうりわかめの酢の物  

アスパラベーコン ジャガイモと油揚げの味噌汁 →少なくとも600キロカロリー


⭐︎寝る前

りんご1個(不可欠なもの)


結論としてトータル2000キロカロリーは摂れてますとのこと。

10歳男子2000キロカロリー摂れていれば充分と言われてホッ。


そして何より真剣に私の話を聞いてくれて認めてくれるその方の姿勢に心救われた。

1番酷い時主治医に(今とは違う)言われた言葉「お母さん、我々は息子さんを治すためにここにいます。お母さんを治すためじゃないんです。そんなに辛いなら精神科にかかったらどうですか?」

受診までの経緯を書き連ねたレポート用紙を机に放り投げ「こういうの要らないです。書くのも疲れちゃうだろうし」

心理士の受診もあまり効果なしと伝えると

「心理士と息子さんがどんなやり取りをしてるか我々は把握していないんで。それは医師同士でも秘密を守らなくてはいけないんで共有しませんから」


心が元気な私なら食い下がり喧嘩もしただろうけど、ボロボロの精神状態で、入院させますか?と言われたなら二つ返事でお願いしようと思っていた時に投げつけられた言葉。


その主治医の顔が浮かび、今この栄養士さんと笑顔でお話し出来る幸せを感じた。

一度きりで終わってしまったけど(再度頼みたければ主治医を通さなくてはいけないらしい)安心をくれたこの方を忘れない。