プール授業が始まった。給食を食べず家で食べて戻る息子。ギリギリ5時間目に間に合うかどうかの毎日。5時間目のプール授業はなかなか厳しい。13時半には着替えて移動。開始は40分。
家で着替えて戻って40分だとみんな移動してしまっている。私がプールサイドまで見送れば良いと思うけれどそれには一度無人の教室にも行かなくてはならない。保護者とは言えなんとなく気が引けるので、5、6時間目がプールの日は早退しようと、連絡帳に書いた。
先生から電話が来た。
「何時でも良いです。来てくださいね。13時40分までなら私が教室で待ってます。他の子の印刷は他クラスの担任に頼みます。学年全員なので体操までは大丈夫なので」と。
この先生と会話するたびに涙を堪えるのが大変な私
「ありがとうございます!お気持ちはすごく嬉しいです。でもそれは他のお子さんにご迷惑なので、なんとか早く戻ります。難しければ私がプールサイドまで送ります」
「わかりました。じゃ、35分までは待ちますね!プールサイドまで1人で行っても問題ないのですが、1人で炎天下移動だと気分が下がっちゃいますから」
ありがたすぎる。本当に本当にありがたすぎる。
翌週、何とか30分に戻ると下駄箱でクラスメイトとすれ違う。「先行ってるぜぃ」なんて声をかけてくれる子も。
教室に向かうと、長袖長パンツ水着の先生が待っていてくれた。
「待ってたよ!タオル持って行こ!」
とニコニコ笑顔で。
メドレーまでスイミングスクールを続けていた息子はプールは大好き。休まなくて良かった。
帰宅後、プールサイドまでの道のりを先生とおしゃべりできたと嬉しそうに言っていた。
給食を食べてこれ以上先生に迷惑をかけないようにして欲しい。そう思う気持ちと、焦らせてはダメ、ここまで回復したことを喜ばないとという気持ちが錯綜する日々。
夏休みが間もなく来る。昨年の悪夢が蘇る。