病院の帰りに公園を散歩した。いつも行く大好きな公園。
冬の昼間はお年寄りしかいない。一周するだけで20分以上かかる広さ。
息子はその途中にある石の腰掛けを飛び渡っていた。つるっと滑ったら頭を打ちそうな石。一つ一つがそこそこ離れている。
「お母さん、今さ、なんで石を飛んで渡るのかしらね、危ないのに。男の子ってなんでこんなことするの?」って思ってたでしょ?
と息子が言った。
「え?」
と驚く私。言い当てられて動揺してしまった。
「そんなこと思ってないよ、飛べるなんてすごいなって思ったけどね。」
と嘘をつく。
「ふーん、そうなんだ」
と不服そうな息子。
「ねぇ、もしかして、いつもそうやってお母さんが思ってることを想像したりするの?」
「うん、たまにね」
・・・これか。これが原因か。人の気持ちを察して先読みして、私を怒らせないように悲しませないようにと考えていたのか。
それは疲れるよね。
それはしんどいよね。
思えば昨年の私の誕生日。すでに息子は給食をほぼ食べていなかったころ(家では普通に食べていた)私への誕生日カードに、「お母さん、つらいことはない?◯◯は何もないよ。毎日が楽しいよ。だからつらいことがあったらなんでも◯◯に相談してね」と書いてあった。
辛かったのは息子。相談したかったのも息子。単身赴任の夫に代わり私を支えてくれようとしていた息子。
私はそんな変化にも気付かず、当時はブラックすぎる職場での愚痴を聞いてもらっていた。
今更悔いても仕方ない。もう腹を括って、寝室生活、夕飯180分生活を少しでも楽しくしていこう‼️そう決めた。
公園の木々から新芽が出ていた。必ず必ず春は来る!