病気になる前は忙しかった。家のテレビをつけることはなかった。そんな時間がなかったのだ。

習い事、勉強、ピアノの練習等学校から帰宅すると分刻みで動いていた。

あまりやる気を感じない習い事は辞めていいよ、もう辞めない?と何度も言ったが辞めたくないと。辞めたら私ががっかりすると思ったのかな。今も分からない。

その頃の習い事で今辞めたものは2つ。どちらもスポーツ系。

ピアノ、英語、習字、もう一つの習い事は続けている。それでもかなり時間に余裕が出来た。

家庭学習も学校レベルに引き下げた。


テレビを見始め、ハマったものがクイズ番組。それまではバス旅と、逃走中や戦闘中、鬼退治などのスペシャル番組だけだった。それが

「小学五年生より賢いの」と「東大王」とほぼ毎週放映するものを見るようになり過去放送も見たいと言うように。

本も買って、ついにはマルバツが出る、早押しボタンまで購入。

本を見ながら私が出題し、息子が答える。正解だと♪ピンポーン♪不正解だと♪ブッブー♪

ポカポカのお日様を浴びながら布団の上で過ごす。お昼ご飯の時間、夕飯の時間が近づくと緊張する私。でもほぼ動いてないから食べなくてもいいやと思うようにもした。

傍には音を出さないオンライン授業画面。

世界で私たち2人しか生きていないのではないか?そんな孤独感に襲われながら生きていた。

春はまだまだ先だな、春なんて来るのだろうかと思っていた。