「元担任のこと」と時系列がぐちゃぐちゃになっているけれど。
2月に最後の授業参観があった。
他クラスと課題が異なり、しかも1ヶ月前倒しで仕上げさせられるという衝撃な展開だったが(「元担任のこと」で書いてます)息子はチームリーダー的な感じで自分のノートを回して他の子に読ませたりして頑張っていた。
アシスタントの先生に挨拶をしたら、「○○さん、頑張ってますよ。みんなを何とかまとめようとしてます」と言われた。
担任から聞いたことはなかったので嬉しかったが、同時にまとめるようなタイプではないので、無理してるのだろうなと思った。
参観中、机や椅子はなく、床で発表を聞くスタイルだったが、ゴロゴロ横になる子、ずっと貧乏ゆすりをする女の子、消しゴムを投げて拾うを繰り返している子などがいて、みんな落ち着いていられない気分なのだろうと思った。イライラしているというか教室が安心できる場ではないことが良く分かった。
その参観日の翌朝。
朝ごはんを置いたが、箸を持たない息子。うつむいてため息をついている。
「どうした?」「分からない」「ん?」
「学校、行きたくない」
「そうか。自分の気持ち、言えたね。お休みの連絡するね」
「いいの?」
「もちろん」
良かった。本当に良かった。自分の気持ちを言えた!この一年近く言いたかったことを言えた!
私は何の躊躇なく休みとオンライン希望を連絡した。
息子はゆっくり箸を取り90分かけてご飯半分とスープとバナナを食べた。
つっかえが取れたらそれで良い。
そう思った。
「不登校の行動を取った時から回復に向かう」
これを信じていた。