私は一人っ子。夫も一人っ子。息子も一人っ子。だから何?だけれど、やはり兄弟姉妹がいない家族なので、その感覚が分からないと言う点では残念。

私は両親から愛情たっぷりに育てられた。何不自由なく好きなことを好きなだけやらせてもらった。専業主婦の母はいつでも家にいて私の話をとことん聞いてくれた。叱られたことも多々あるけれど仲良しで、隠し事もほぼない。

子供の頃は母が死んだら私も死ぬと本気で思っていたくらいの母っ子。

そして、父は、一人娘の私よりも母が大事。なので、門限などもないし、私の帰りを心配するとかもなかった。深夜帰りの時など母は大概起きてきて、私の顔を見てから寝る感じだったけど。

今も母の病院はもとより、美容院にもついて行く。足が悪いので心配と言うが父も母を支えられるほど若くない。でも大好きなのだろうな。

父がそんな感じで私に対して過剰な関わりをしないでくれたことも良いバランスだったのだと思う。

昨年夏に食べられなくなった時、「夏バテだよ。疲れすぎたんだよ、休ませてあげたら治るよ、病院連れて行くなんて大げさな」と言われた。

でも普通ではないと確信していることを伝えて、何ヶ月経っても元に戻らない様子を知ってからは、「大丈夫、ゆっくりゆっくり焦らずに」とだけ言うようになった。

2月にガクンと落ちて、白米と味噌汁だけの3時間越えの夕飯だった時は「戦時中は米もなかったよ。お芋だけの時もあったよ。戦後も大体、ご飯少しと味噌汁、漬物だけ。たまに魚があったかな、くらいだよ。それでも私たちは80歳を超えるまで元気に過ごせてる。だから米と味噌汁、果物で充分だよ」と言ってくれた。

確かに。今の高齢者は子供の頃栄養的には全く足りていなかったはず。写真を見てもどの子もガリガリで目が大きく見える。

それでも日本を世界一長寿の国にしてきた人たちだ。

うん、大丈夫。大丈夫。

そう思わせてくれることに感謝した。

息子は私の両親が大好きで赤ちゃんの頃は、家が近いこともあり、毎週顔を出し、ご飯を食べたり日帰り温泉に行ったり泊まったりしていた。コロナ時期は毎日定期便と言う名で電話を掛け合い生存確認?していた。

体調を崩してから食べられない自分を見られたくないのか、会いたがらなくなり、1ヶ月に1度小1時間程度顔を出すくらいになってしまった。

私も、今、言葉の掛け方に細心の注意を払っているだけに、両親に悪気はなくても息子に言わないで欲しい言葉をかけてしまうのではないかという不安もあるので今は会わせないようにしている。

(「食べられるようになって良かったね」とか「もう大丈夫だね、すっかり元気だね」とか、息子に痩せ願望はないけど「太ったね!良かった!」とか言ってしまいそうなので。)

両親が元気でいるうちにたくさん親孝行をしたいのに、温泉旅行も行きたいのに、とても申し訳ない。