今、もしかしたら底かもしれない。

そう思うことで平静を保とうとしている。

夏が底だと思っていた。1月にはほぼ完治したと思っていた。

でも違った。今は悪化の一途を辿っている。

2月末からは学校にも行けなくなった。

でもこれは自ら意思を示せたことで悪いことだとは思っていない。

ずっと行きたくなかった、でも行かないことはダメなこと、学校だけは休まない自分でいようとしていただけ。

なので休みたい気持ちを打ち明けてくれた時ホッとした。

そして見守ろうと思った。

3月になり時々登校するようになった。今週は全て登校した。

これが喜ばしいかどうかも分からない。

なぜなら全然食べられていないから。

毎日が楽しそうではないから。

食べられなかった昨年10月ごろは学校でのイベントも楽しめて、痩せた身体で持久走も走り切り、音楽会も参加していた。

ピアノ伴奏にも立候補して毎日練習していた。


今は何もやりたがらない。何しようかなぁと私の顔色を伺ってくるばかり。


食欲も基本的にはないのだが、ムラがある。食欲のムラではなく、気分のムラ。

気分が良ければ食べられるがそうでないと、食べる前から食べられないと決めてしまう。

この数日の夕飯は全部後者だ。


食べる前に泣いてしまう。食べられない気がすると。

そんな気分なんだねと声をかけて少しでも気分が良くなるように私は楽しいことを探す。

人生ゲームをやりながら、双六をやりながら、クイズを出しながら、iPadで世界地図を組み立てるゲームをしながら。


やりながら小鳥が餌を突くように数粒ずつ白米を口に運んでいく。

3時間15分かけて白米200グラムを食べ切る。

他はトマト2切れとハンバーグ4分の1。

それで終わる。

3時間15分。


よく頑張ったねと言う私の笑顔は作り物でしかない。

スタートが17時50半、終わるのが21時過ぎ。

それでも完食してくれるなら良いがおかずの半分はゴミになる。


辛い、苦しい。怒鳴りたい。口に押し込みたい。


でもそれは何の解決にもならない。


会話が弾む日は箸も進む。会話が箸を進ませるのか、箸の進みが会話を弾ませるのか分からない。

夕飯の時間が恐怖でしかない。