0、心界

夢を見た。

愛してしまった女が似合わない涙を流していた。

普段絶対に泣かないような女だから、

ガラにもなく少し驚いてしまった。


行かなくては


何故そんな風に思ったのかは、自分でも見当がつかなかった。

そばに行きたかった。

あいつを突き放したのは自分だから、

矛盾しているということも、わかってる。

わかっている。


喉から手が伸びるほど欲しい。

そう思ったのも、

矛盾。

わかってる畜生。


わかってないですよ、大石さん。
あなたはなにもわかってなんかない。


へぇ、どこがわかってないって?


すべて。


・・・・・・・

自分だけ死んで逃げようなんて虫が良すぎますよ。


じゃあお前も死ねばよかったじゃないか。


あなたが生きろと言ったんですよ。


・・・あぁそうだったね。


あなたなんか嫌い。


俺もだよ。


好きにならなければよかったのに。


お互いにね。


・・・大石さん。


何?




----------------。




おい、全然聞こえない。
もっと大きな声で言ってくれ。

待ちなよ、まだ行くな。
行くなって。

行くなよ・・・。






   刹那視界が光に包まれた











あとがきっぽいの

やっちまいましたよついに
ていうか時間過ぎたorz
それよりも幕恋の花柳剣士伝わかる人いるのかな・・・
知ってるありきではじめてしまいました←
わからない人は・・・
幕恋をプレイすることを激しくすすめます。
では、また明日続き書きます・・・
よかったら見てやってください。