飯田橋「マツリカ」 ~笑顔のない施術で緊張の連続~ | エステまるさんのブログ

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なんか疲れている。肉体的な疲れよりも精神的な疲れからくる疲労?? そんな時は、マッサージを受けて癒されたい、疲れをとりたい。そんなドキドキ体験をリアルに語ります。

マツリカがタイ古式マッサージ店として、営業を再開したことは以前から気になっていた。日本人店が閉店していく中、この知らせはうれしかった。日本人による癒しの空間を期待していた。閉店前は渋谷店にしか行ったことがないが、マツリカはお気に入り店の一つだった。明るいセラピストが多く、いつも楽しく施術を受けていた。施術体系が変わったようだか、店名をそのまま残しているところに、セラピストの質を期待していた。お店の名前も、一種のブランドイメージだからね。


ホームページを見ながら、どのコースにしようかと迷う。アロママッサージがいいが、シャトードールのような施術になると少し退屈だから、お試しもかねて、タイ古式マッサージコースに決めた。ホームページに書かれているタイ古式マッサージの説明には「ストレッチによるスキンシップによって、心にも大きな癒しとリラックス」と。これもタイ古式マッサージを選ぶ理由となった。どんなスキンシップがあり、どんな癒しがあるのだろうかと。ちなみに、タイ古式マッサージは初体験である。


飯田橋は仕事では下車をする用事のない場所である。通勤途中でもない。プライベートでは、ブローチに行くときにだけ降りる駅である。地図を確認すると、最寄出口が有楽町線のB1出口。ブローチと同じだ。場所も確認し、予約の電話を入れる。


60分のタイ古式マッサージで予約。7,500円である。


飯田橋駅の地上に出て、徒歩2分くらいだろうか。ホームページの地図は分かりやすく迷うことはなかった。今日は一般の会社は休みの日。ビル内の飲食店、テナントも、休みのようだ。マツリカのロゴになっているブルー基調の看板が、どんよりとした天気の中、さわやかに輝いていた。そして、ビルに入ると、ほのかなアロマの香りがしてきて、テンションが上がってきた。エレベーターはなく階段だが、そのアロマの香りに誘われるように階段を苦もなく上がり、目的階の3Fに到着。同じフロアには、まじめな事務所があり、少し違和感を感じたが、そのギャップも雑居ビルっぽくて好きだ。


お店に入ると、受付カウンターがあり、ごく普通のエステ店のようである。カウンセリングシートへの記入をさせられ、誓約書のようなものにサインをさせられた。カウンセリングシートには、疲れている部位に○印をつける箇所があった。人の絵がかかれており、○をつけるものだ。股間に○をつけたいところであるが、笑顔一つない業務的な顔で接するまじめなセラピストを前に、そんなことは出来なかった(苦笑)。


施術部屋に案内される。センスの良い空間で、軽い色のトーンがとてもいい感じである。自分好みの施術部屋である。今まで訪問した中では、恵比寿・Villerの施術部屋に似ているが、Villerの強さに比べ、マツリカには弱さを感じるが、その弱さがライトな感じでセンスの良さを醸し出している。ホームページのスタッフ紹介の背景がまさに施術部屋であるが、実際の空間の方が快適である。


今回の担当は、さっきのまじめなセラピスト。はっきりとした顔立ちで、胸もはっきりしている。ウエストはもうちょっと頑張れば完璧なくらい引き締まっている。もちろん、今の体系でも十分魅力的だ。好みのタイプではないが、思わず抱きたくなるようないい感じである。ただ、笑顔がないのでこっちも緊張してしまう。


何とかという服(緊張していて忘れてしまった)に着替えさせられる。着替えを始めようとすると、セラピストは部屋の外に出る。着替えが終ったくらいにドアの外から声をかけられる。この時、全裸の状態でいたらどんな反応をするだろうか、というちょっとしたいたずら心があったが、このまじめそうなセラピストでは、冗談にもならないだろう。ちゃんと着替えてからOKを出した。


そして、施術が始まった。


仰向けになって下さい。


という言葉からスタートしたが、いつものクセでうつ伏せになると、


仰向けでお願いします。」と。


まじめに言われた(苦笑)。少しくらい笑顔で間違えていることを言ってくれればいいのに、と思った。緊張感はより高まる。


下半身の施術から始まる。痛い。体が堅いせいか痛い。我慢できる程度の痛さであるが気持ちよくはない。痛いなどと言ったら男がすたるなどと思いながら、息を止めていたら、ツバばかりゴクンゴクンするようになった。緊張している時にツバをのんでしまうその状態である。300人の前でスピーチしても緊張しないのに、今はとても緊張している。そのツバを飲み込む音はきっとセラピストにも聞こえているだろう、と思った。緊張していることを悟られていると思うと、さらに緊張してきた。タイ古式マッサージが初めてのため、次はどんな体勢になるか分からないことで、緊張感はさらに高まる。


そして、


すみません、ちょっと痛いのですが・・・。


痛さを我慢できなかった。すると、


ここは、○○という箇所で、東洋でいうツボのようなもので・・・


と説明が続くが、落ち着いて説明を聞いている余裕はなかった。


施術はだんだん上半身に上がってくる。セラピストが近づいてくる。形の良さそうな胸に思わずみとれそうになるが、見て見ぬフリをする。一人芝居だ(笑)。セラピストの目線は、とチラ見するが、セラピストの目線は自分とは違う方を見ている。セラピストを見る時間が少しずつ長くなり、10秒くらい直視したが、目が合わない。この体勢で目が合えば笑うしかなく、この緊張感から開放されると思ったが、残念ながら目が合わない。タイ古式には笑顔厳禁なのか、と思ってしまった。


セラピストがさらに近づいてきて、どこまで近づくのだろうかと期待した。胸を間近で見れると思っていたら、


次は、うつ伏せでお願いします。」と。


その後は、淡々と施術が続いた。腕の施術の時に、


手を持ってもらってもいいですか。


と言われて手首をつかんだが、これがスキンシップなのだろうか、とふと疑問に思った。


今回は施術時間が短いせいか、セラピストとの癒しの空間を感じることなく、ただ施術部屋とのギャップを感じただけだった。体はすっきりしたが、心は癒されなかった。


今度は別なセラピストで、90分コース試してみようと思う。