寒くなったり、また蒸し暑さが戻ったりと忙しい週でした。
今週は生徒同士の人種間の問題に振り回されました。
事の発端は白人のAくんが、学校区外の友達とゲームをしながらテレビ電話をしているときに、Nから始まる黒人蔑視の禁句を連発した上、ひどい人種差別の冗談を言った動画が出回った事でした。
その動画は本人の了承なく撮られたもので、後日違うトラブルで逆恨みしたその友達が、うちの学校の友人に送り、それを黒人の子達にみせた事でその子らが激怒し、放課後校舎の外でA君をとり囲みました。
幸い殴り合いには発展しなかったものの、その光景を撮った動画が出回ったり、大騒ぎになりました。
関係した生徒全員を調べて、しっかりと仲裁をしたのですが、誰も停学をさせなかった事で、片方の家族が激怒して学校に乗り込んできました。
ボクは停学が嫌いです。一年の半分も学校に来ないのにその貴重な学習機会を取り上げると言うのは人権侵害だと思っているからです。
その代わりRestorative Practiceと言う方針を取っています。関わった人間がしっかりと自分のした事を認識し、反省して、そのダメージを修復することをすれば、今後同じ過ちを繰り返さない。そしてそれを停学などの懲罰の代わりにする。
犯した間違いからしっかり学ぶ機会を作ると言うのが本来の学校のあるべき姿だとおもっています。
でもまぁ反発は多いです。
停学で罪を償うと言う考え方は、教育を受ける事が特権と考えられていた時代の遺物であり、教育が義務である今、この様な過ちを含めた全ての事をどうやって学びの機会に変えられるか、を考えなければなりません。
のでボクは停学、大嫌いです。
停学させたところで喜ぶ子たちも多いし、手の届かないところにいる子たちに何かを望むのは無理というもんです。
停学中に悪さして捕まるかなんてしょっちゅうだし、帰ってきても勉強に追いつけなくて問題行動が悪化するなんて、ちょっと考えたらすぐ分かる流れです。
あと長くなりますが、アメリカでは人種差別=白人が悪い、と考えている人がとても多い。
でも人種差別とか差別的な発言って今までどの人種からも受けてきました。うちの子達も毎日の様に白人以外からも受けています。
白人対有色人種という単純な構図ではなく、どの人種の人たちもしっかりと考えないといけない事ですね。まあ人種って考え自体よくわからないフワフワしたものでもありますが。
と言うわけでボクもちゃんと勉強し直したくてキング牧師の本を買いました。
この国の人種差別の歴史は深いですね。










