DIYでのアルミ溶接(ロウ付け) | エステクニカルワークス

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今日はアルミ溶接のお話です。

 

うちのトレーラーにつけているアルミボックスですが

振動で角に亀裂が入ってしまいます。

 

アルミボックスの構造的な問題と、トレーラーが重すぎて動かす際に押すにはちょうどいい位置にあるアルミボックスを押してしまうことが重なってすぐに割れてしまいます。

 

何度もTigで溶接しているのですが何度も割れる。

 

 

何事も経験なので

DIYレベルで誰でも手軽にできるロウ付け

をしてみようと思います。

 

新富士バーナーという会社から

アルミがロウ付けできる製品が出ているので購入してみました。

 

DIYユーザーの参考になればと思います。

 

購入したのは

ロウ材シリーズの「アルミ硬ロウ RZ-101」

フラックスの「アルミ硬ロウ用フラックス RZ-201」の2点

 

バーナーは手持ちのカセットコンロのガスでやるガスバーナーです。

 

まず新富士バーナーのHPで見本動画があるので

それをもとにやっていきます。

 

 

 

亀裂はこの角

 

拡大

 

拡大

 

 

 

バーナーで温めてフラックスを塗ります。

 

バーナーを当てフラックスが焼けて

再度液状になったころに棒を当てるらしいのですが

カセットコンロ用のバーナーでは熱が逃げてできませんでした。

 

公式動画のような

面積の狭い、熱の逃げにくい環境

であればいけるかもしれませんが

120cmX40cmX40cmくらいの大きなアルミボックスなので

火源が物足りなかったようです。

 

 

結論としては範囲が狭く、隙間がない状態であれば

DIYでもできそうです。

 

 

このままでは終われませんので

プロ用のアセチレンバーナーで再挑戦。

 

 

鉄や銅のロウ付けはそこそこできる程度のスキルですが

アルミは難易度がかなり高いです。

 

火を当てすぎると母材自体が溶けてしまうし

当てないと溶棒が溶け込んでくれず乗っかってダマになるだけ

 

何回かやってるうちに勝手がわかるようになります

 

 

 

 

 

 

最後が一番うまくできました。

 

が、おそらく表面にうっすらと溶け込んでいるだけだと思われます。

 

難易度が高く強度も不安があるため

要所にはおすすめできません。

 

強度が必要なところはプロにお願いした方がよさそうです。