先日のこのブログの続きです。
音質が上がるのかという問いに
「絶対には上がりません。」
と書きました。
まさに親しい友人がその典型的なパターンだったのです。
高価な海外製スピーカーを手に入れたので
純正のスピーカーと交換したいと相談されました。
海外製スピーカーの巨大なマグネットなうえ
車両側スペースの非常に狭い車両なのでその車だと
「何らかの方法で奥行きを稼がないと取り付けできないよ」と
アドバイスしました。
それで友人はアウターバッフルにして奥行きを稼ぐ方法をとりました。
当方としてもこの車両にはアウターバッフルが見た目がよく
車両側に最小限の加工で収まる方法だと思いました。
この友人は車関係の仕事をしていて手先も器用なので
自分でやってみれば?と提案。
それで彼は数か月の間の貴重な休みを費やし、
やっと完成した音を聞いて一言。
「海外製スピーカーってこんなもんなの?」
彼はほかにも車を持っておりその車は
当店のベーシックなインナーバッフル
と
スタンダードクラスの国産スピーカー
がついていますがそれの方が断然いい音と。
取り付けた海外製スピーカー自体が悪いわけでもなく
車両自体も悪いわけでもなく
アウターバッフルの施工方法が悪かったわけでもありません。
単純に取り付けた時のバランスが
彼の耳(音質の好み)には合っていなかったのです。
ごく身近なところでやたらに高額なスピーカーをつけても
持ち主にとっての「いい音」にはならない例に
見事に当てはまってしまいました。
ですのでスピーカー選定はメーカー名や金額ではなく
ご自身の耳
で行うことをお勧めいたします。
当店ホームページ
(エステクニカルワークス)