エステクニカルワークスです。
本日は「A70/80スープラの補給部品再販」というニュースを目にしました。
最近、一部のスポーツカーの中古車価格が異常に高騰しているのをご存じでしょうか。
スープラ、スカイラインなどは製造終了から10年以上経過しているにもかかわらず新車価格よりも高額な車両もあるようです。
これはアメリカの25年ルールと呼ばれる制度が関係しているようで輸出が盛んに行われています。
日本で販売されているものを海外のバイヤーが購入し輸出します。
基本的にはお金持ちの海外の方が欲しがっているので程度がよければお金に糸目をつけずに買い付けしていきます。
スポーツカーに限らず、ランクルなども人気がありますね。
ランクル系は中東方面がお好きなようでこちらも絶大な人気があります。
このように海外の車事情によって国内の相場が決まってしまいます。
ほしい車は乗りたいときに乗っておかないと手が届かなくなってしまいかねません。
話を戻しまして
古い車を維持するというのは廃盤との戦いでもあります。
一般的なネジなどの部品は代替えが可能ですがその車種専用部品は代替えがきかないのです。
今回のスープラの再販する補給部品のように、例えば外装部品(ヘッドライト等)や内張り、ウェザーストリップ、ブレーキブースターなどは車種専用部品となります。
これらが壊れた場合に補給部品が廃盤になっていると修理ができず公道に出ることができなくなってしまいます。
自動車メーカーとして世の中に残しておきたい車はこのように再販が検討されますがマイナーな車は復活できません。
中には同じ車を部品取り車としてもう1台、2台と保管している方もおられます。
自動車メーカーさんも古い車の補給部品確保には一般人には想像できない相当な困難があると思います。
経済をまわしていくためには新しいものへの買い替えが必要なのは理解できますが「物を大切に扱う」、「エコ」という意味では古い車を乗り続けることも一利あると思います。
このような流れが続き海外のクラシックカー制度のようなものができることをちょっとだけ期待しております。
それでは本日はこの辺で失礼しますね。
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