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「ジャズを聴く技術」
面白いキャッチコピーだと思い注目しましたが、まだ記事は読んでいませんw
ジャズやクラシックに興味の無い方は「聞くと眠くなる音楽」と評されますが、ジャズやクラシックのリスナーからすれば、逆に聞くと目が鮮明に覚めます。
演者の高度な技巧により、難曲(演奏に相当な技巧を要する曲)を完璧に演奏されると、心は満たされ感動しますわ。
ジャズ演奏で使われるスタンダードが楽器と言えば、ピアノ、ウッドベース、ドラムがまず基本ですが、この中で一番のスター楽器はやはりピアノ。
ジャズ好きが一番好きなピアニスト、恐らく殆どの人が「ビル・エバンス」を上げると思います。
私もそうです。
特にこの「My Foolish Heart」でのピアノのタッチが繊細で、曲のバックグラウンドを知れば、まさに「狂おしい私の心」そのままのタッチに聞こえます。
ある女性の過去の恋愛に対する、切ない思いを曲にしているのですが、歌詞やヴォーカルが無くても、ピアノで、鍵盤でその気持ちを表現し、演者がピアノの一部と言うか、楽器と一体化し、演者自身が生ける楽器の様に見えます。
ジャズに興味の無い方には、スローな曲だし眠くなるのかもしれませんが、これを聞くと心を揺さぶられ、「狂おしい私の心」が頭の中に浮かんできます。
頭の中に浮かぶ「狂おしい私の心」がどんな物かは具体的に説明出来ませんがw
まあ、音楽を聞くのに「技術」なんて必要ないと思います。
記事は、このエントリーを書きながら読んでみましたが、単なるキャッチで、著者が文中に上げたジャズのアルバムは、モダンジャズの名盤ばかりなので、これらを聞けば皆、ジャズを聴く技術を会得出来るかもw
※wikiでは「愚かなり我が心」と訳されていますが、私が「狂おしい私の心」と訳した方が好きなのでそう訳しました。