越後百匠・物語
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米へのこだわり
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稲刈り〜乾燥
稲刈りが全て終わりました。生体農法の稲は、刈り取りの目安とされる積算温度1,000℃を超
えても生長をし続け稲が青々としている為、なかなか刈り取りが出来ず結局1,150℃で刈り取り
ました。
籾の乾燥は米を美味しくする為、灯油を燃やさず自然の風で日数を掛けて乾かします。
ヒエ取り
間もなくコシヒカリの刈り取りが始まるので、その前に稲より長く伸びたノビエを刈り取りまし
た。1週間前に刈り取りましたが、稲より低かった物が又伸びてきます。今回で3、4回目に成りま
す。今年は育苗時は生体水のみ、田植えからは用水に生体水を混ぜていたせいか、稲株も稲丈も大き
く、そして稲が硬いので田んぼの中が歩き難く、とても足が疲れます。
ケンダク水
堆肥を生体水に48時間浸した液体(ケンダク水)を田んぼに流し込みました。予め田んぼ全体に
さっと水を張り、更に用水を入れ込みながら10アール当り150ℓのケンダク水を少しづつ垂らし
込み、全体に行き渡る様にします。これにより食味がいっそう向上します。
出穂〜海水流し込み
予想より2日遅れて今日、出穂(5割以上穂が出た状態)しました。
7月31日に村上市の三面川河口で汲んだ海水を流し込みました。微量のナトリュウムは米の味を
引き立ててくれます。
苦土散布
出穂予想20日前に成ったので米に味を乗せる為に、苦土を10アール当り20キロ散布しまし
た。この処、毎日の様に雨が降っているので、田んぼが軟らかく成っていました。
土壌改良資材散布
夏至が過ぎ、田んぼの苗は栄養生長期から生殖成長期へと転換します。このタイミングで圃場環境
改善資材10ℓを10アール当り3袋散布しました。これにより燐酸吸収係数を下げ、土壌中の燐酸
の吸収を促進します。
中干し〜溝切り
干した田んぼに水を張り、田面ライダーで溝切りをしました。渕周りは中干しの初期で切り終えて
いるので、1反当り10条毎に5本、枕(横)に2本切ります。これによりフェーン現象の時に素早
く水を張る事が出来、又秋に田んぼを乾かし易く出来ます。
溝切り
中干し(田んぼを乾かす)を始めると、ケラが畦から田んぼに進入して、苗の根元をかじって枯ら
せてしまうので、田んぼが乾く前に周囲に溝を切って、進入出来ない様にします。
ガス抜き
好天が続くとワキ(エチレンガス)が発生します。元肥に堆肥を使った田んぼは、化学肥料に比べ
てワキが多く発生します。これを放置していると、根の生長を妨げ丈夫な稲を作る事が出来なく成り
ます。それで、土に小ヒビが入る程度に田んぼを干してエチレンガス(硫化水素)を抜いてやります
。
苗抜き(間引き)
田植えから半月余りが経過しました。田植え後は風の強い日が多く、苗の生育は遅れています。
田植え時に重なって植わったり間隔が狭く成った所は、互いに養分を取り合い、籾が充分に付かな
い稲に成ってしまうので、間引きをしました。
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