超有名芸能人、
資産は数億円、
年齢差は30歳以上、
出会いはFacebook、
付き合いはじめて3週間後に“がん”が発覚、
2年後に死去、、


これだけ聞くと、


「あー。
資産目当てで付き合って、
まんまと資産を手にしたんだなぁ、、」

と思う人の方が多いじゃないんでしょうか。



僕も、

二人の関係は“資産”なのかなぁ、、

と思ってました。






しかし、先日、五番街ツタヤで
ある一冊の本を手に取り、
その考えは吹き飛びました。






そう、
いま話題の、

やしきたかじんさんの

最期の2年間を綴ったお話です。


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著者は、
いま日本で一番“売れる”作家、
百田尚樹さん。



やしきたかじんさんは、
“難波の視聴率王”と呼ばれた芸能人。



超ベストセラー作家

難波の視聴率王

がコンビを組む。




最初は、

本を売るための出版社の戦術かと思ってましたが、

そんなことは全く、
ありませんでした。



百田尚樹さんは、
2年先まで、
出版予定が決まっている、

正真正銘の、
忙しい作家です。


その百田さんが、
出版社に頭を下げ、スケジュールを遅らせてまで書きたかったのが、

この、

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という本です。





奥さんの記憶や関係者の証言
奥さんの闘病記録ノートや
やしきたかじんさんのノートを基に構成されています。




ようするに、
ノンフィクションでございます。




が、

これが、

本当の、

純愛の話。




作りモノではないか?
と思われるくらいに衝撃の数々なのですが、
百田尚樹さんによれば、

「ページ数の都合により、数多くのエピソードを“だいぶ”削っている。」

とコメントされております。






やしきたかじん

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というタレントのイメージは、

“豪放磊落”。

歌手で、
好きなことをやって、
勝手になこと言って、
豪快に飲み、豪快に遊ぶ。


ピュアや、
恋愛なんて、
全くの無縁
だと思ってました。





しかし、
この、
妻のさくらさんと出会い、
やしきたかじんさんは劇的に変化したそうです。



ちなみに仕事に関しても、
適当なんて全くない、
常に全力で挑む方でした、、。




この辺のお話は是非、本を手に取って欲しいのですが、
多分、

ほとんどの方々、

いや、

全ての方々が、

驚愕なされると思います。





そして、
最大の驚愕が、

さくらさんの献身的な看護。



“献身的な”と書きましたが、
“献身過ぎる”と書いても過言ではないと思います。



何しろ、
お医者さんが、
「さくらさん(奥さん)は今まで見たことがないくらいに献身的に看護をなされていました。」


さらに、

「これからも、
さくらさんをこえる人を見ることがないでしょう、、」

というほどです。





お医者さんも気づかないことを気付いたり、
熱いタオルで体を拭いてあげたい一心から火傷で手の皮が剥けてもそれを続けたり、
看病続きで1日の睡眠時間はずっと3時間もとれなかったり、
深く眠らないようにソファでしか眠らなくなったり、

そうこうしているうちに、
さくらさんは突発性難聴を患い、
“すぐ入院しなければ左耳の音を失うことになる”と医者に言われたにも関わらず、

やしきたかじんさんの看護を迷わず選び、

いまでは左耳の聴覚を失いました。





病気に対する知識は、
医者も分からないことを知ってるくらいまで勉強なされました。




すべては、
やしきたかじんさんを

“生かすため”、

夫婦で共に人生を、
“生きるため”の、

努力です。







3週間。



お二人は出会ってわずか、

3週間で、
がんが発覚し、
それからは、
ずっと、ずっと、


闘病生活。





一流芸能人の奥さんという、
華やかな生活なんて
ほとんど無縁。



ちなみに、
さくらさんはイタリアでネイリストとして活躍なされてましたし、
実家もかなり裕福な家庭みたいです。





それなのに、
ちょっとしたきっかけで、
たかじんさんに惹かれていきました。







出会ってからは、
苦労の連続で、
闘病生活以外にも、
マネージャーや娘との確執も大きな悩みでした。




我々が、
想像を絶する経験をなされました。







しかし、
さくらさんは、

「人生で最高の、
2年間でした」

とコメントなされています。





もちろん、たかじんさんも、
同じです。






作りモノのフィクションだとしても、
感動するお話なのですが、

これが、
真実のノンフィクション。




百田尚樹さんも、
「もう2度と、こんな愛の話は書けないだろう」
とおっしゃってました。






闘病の凄まじさ、
看護の大変さ、
家族への愛の形、
真実の愛、



様々なことを考えさせられる時間となりました。






運命の人
究極の愛
奇跡の出会い



そんなモノが世の中に存在し、


不謹慎かも知れませんが、
やしきたかじんさんにとって、

“幸せな最期”

だったんだろうなぁ、、




羨ましい。




と思う一冊でした。







ぜひ、
一読してみてください。







ちなみに僕はこの本を読んでから、

2度も3度も、

やしきたかじんさんが夢に出てきました(笑)




iPhoneでも、
やしきたかじんベスト
を買ってダウンロードしました。





家での話題に、
やしきたかじん
が多くなってたら、

奥さんに、

「はぁー?

やしきたかじんさんのファンじゃ、

全然なかったくせに!

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と言われました、、。





い、いや、
やしきたかじんさん、
好きでしたよ。




たかじんNOマネー

は、

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眞鍋かおりさんが隣にいるんで、



毎回観てたくらいでしたから、、。









はい、、


にわかファンなんですけどね、、




( ;´Д`)




まぁ、

ファンであっても、

ファンでなくても、

なんなら、

全く知らなくても、

本当に素晴らしい読み物です。




人生の心に刻む一冊になるでしょう。