※画像は僕が尊敬する日本一のフットサルチーム、フウガを率いる須賀監督。
さて、
静岡のバレーボール部の顧問が生徒を10秒間で13回ビンタされている動画がインターネットに公開され問題になってます。
ワイドショーでこの動画が流されていたのですが、大人の僕がみても恐怖を感じるものでした。
練習試合で他校の生徒が撮影したみたいです。
バレー部の生徒へのインタビューは、
「日常的ではなかった」
との話があり、
また別の、部活以外の生徒へのインタビューによると、
「強い部活はだいたいそういう雰囲気がある」
とのこと。
口止めされているのか、
それとも本当に日常的ではなく、
“たまたま”そんな風になってしまったのか。
日常的でも問題だし、
“たまたま”キレたというのも、人間的に問題。
動画を観る限り、
たまたまキレてああいう風になる方が問題だと思いますが、、。
“暴力でスポーツの技術を向上させることが出来るのか?”
スポーツ評論家が一生懸命否定論を唱えられています。
スポーツでも政治でも経済でも、、
評論家の意見はあんまり信じたくないんですが、、(笑)
今回、
キッズフェスの懇親会の時にバレーボールの朝日健太郎さんや大山加奈さんとお話をさせて頂いた時に、
スポーツ指導法についての話になりました。
大山加奈さんは、
バレーボールの超名門!
下北沢成徳高校出身。
大山加奈さん以外にも、
荒木えりかさんや木村沙織選手も輩出しております。
こんな名選手がたくさんいる、
下北沢成徳は春校バレーで何度も優勝なされてます。
暴力でチームが強くなら、下北沢成徳は、
相当なスパルタ高校!
僕もそんなものかなぁ、、
と思っていたら、
大山加奈さんのお話は予想と全く別物でした。
この下北沢成徳の
小川監督は、
“全く手をあげたりしない”。
ということなのです。
さらに、
全く怒らないらしいのです。
さらに言えば、
いつも笑顔らしいのです。
もっと言えば、
ミーティングもしないらしいのです。
スポーツに携わらさせて頂いてる僕にとっては信じられない話でした( ̄□ ̄;)
日本を代表する強豪高校なのに、
練習メニューを組むくらいしかしない、、。
驚愕です。
しかも話を聞くと、
どうやら小川監督は、
選手の“自主性”に任せていらっしゃるみたいです。
選手の長い将来を考えると、
バレーを高校だけの3年間で燃え尽きて欲しくないそうです。
プロになっても、
社会人になって、
バレーボールを好きでいてくれる為に、
バレーボールに携わってくれる為に、、
本物の指導者というのは、そこまで考えてらっしゃるんだなぁ、、
と感激しました。
強化より、、
“育成”。
だからこそ、
大山加奈さんはプロになり、
日本代表になり、
選手を引退した後でも、
バレーボール普及の為にこうやって各地に足を運んで下さってるんでしょうねぇ、、。
本当に素晴らしい話を聞かせて頂きました。
3年間で結果を出さなきゃならない部活動ですから、短期間で強くしたいのはもっともですが、、。
強い“だけ”が正しいことなのか。
指導者に突きつけられた課題ですね。
こどもの将来を見据えて育成することが、
大切な世の中になっていけばいいですね(^^)
それでは、、。