あ、
画像は全く、
関係ありません(・∀・)ノ
さて、
昨日から、
突如始まった(笑)、
「古賀豪紀物語」。
輝かしいプロの世界に身を置いた、
古賀監督ですが、
少年時代に想像を絶する経験をされています。
これからどういう展開を迎えていくのでしょうか?
それでは、、
→→→
古賀は、
佐世保市でもっとも中心地に位置する、
光園小学校の近くに、
姉と弟の、
3人兄弟の真ん中に生まれ、
暮らしていた。
父親は米軍で働き、
母は専業主婦。
どこにでもある、
普通の家庭で、
普通の生活を送っていた。
が、
ある日、
突然、
母がいなくなった。
古賀は不思議に思ったが、なんとなく父親には聞けず、
かといって、
父親は何も語らず、
月日は流れる。
母はいなくなったが、
生活は別段に変わる事もなく、
2、3週間が過ぎた。
そんなある日。
父親に呼ばれ、
車で隣の県に向かった。
ある喫茶店で待っていると、
母親が現れた。
しかし、
隣には、
見知らぬ若い男。
“あぁ、お母さん。良かった。やっと元の生活に戻れる”
古賀は思った。
父親と母親が何気ない会話をはじめる。
20分くらいの会話の後に、
父親が、
「で、結局、
これからどうするんだ?」
と母親に問う。
「うん、
豪紀帰ろう!」
という母親の言葉を、
期待したが、
母親は、
「この人と一緒に暮らします」
と若い男の方を向き、
静かに言った。
それから、
どうやって帰ったかは覚えていない。
ただ、
ただ、
頭の中は、
真っ白だった。。
それからは、
以前のような生活とは、
うって変わる暮らしが始まった。
父親は、
アルコールと博打三昧。
日に日に、
帰ってくる事もなくなり、
博打で勝った日に、
いくらかのお金を置いていく、
という生活が始まった。
電気がとめられ、
ガスは流れなくなり、
水が出なくなった。
早朝。
まだ誰もいない小学校の水道を使い、
弟の体を洗う。
お腹がふくれるまで水を飲み、
飢えをしのいだ。
そんな日が珍しくなくなった。
父は、
たまに帰って来ては、
電気や水道を出すようにして、
また出て行く。
そんなある日。
古賀は、
久しぶりに灯りがともる自宅で、
テレビを観た。
映し出されるのは、
花形スポーツの野球。
伝統の、
巨人 対 阪神
だった。
バッターは、
四番キャッチャーの、
田渕幸一。
彼が打ったボールは、
鮮やかな放物線を描き、
豪快にレフトスタンドに突き刺さる。
熱狂する5万を越える観客スタンド。
古賀の眼には、
「どうだ。俺を見ろ」
と言わんばかりに、
ゆっくりとベースを回る田渕選手の姿が眩しくて仕方がなかった。
「これだ!
俺はプロ野球選手になる!!」
古賀はそう心に決めた。
「プロ野球選手になれば、
必ず母親は戻ってくる。」
そう信じて、、
続きは、
次号!!!