『審判』。
いなければゲームが成立しない、
唯一無二の存在です。
それは、
コートの上で、
絶対的な“権力”を持っている事は言うまでもありません。
審判の方も人間。
間違いもあるし、
見逃す事もあります。
私は、
自分達ばかりが、被害者になるつもりはありません。
おかしな判定だと思っても、
ビデオで再確認しても、
それを問い、
問題を提起した事もありません。
もちろん、
この場所で愚痴ったコトもありません。
『審判の笛に泣かされた。』
サッカーのみならず、
スポーツをされた事のある方は、
少なからずこの言葉を発した事があるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、
審判は、
コートの上において、
絶対的な存在であります。
勝敗を左右する事も出来ますし、
選手に試合から引き上げて貰う事も可能です。
さらに、
選手から、
次の試合、
そのまた次の試合を奪う事も可能です。
そう考えると、
やはり、
審判は選手にとっての、
『神様』なのです。
ただ、
神様にもいろんな方がいます。
『私に逆らったら、
あなたから全てを奪いますよ』
威厳なのか、
高圧的なのか、、。
『助けて下さい、
助けて下さい。』
選手が、
“主審に乞う”
姿に優越を覚えるのか?
私には、
わかりませんが、
そうとも思える、
神様が実在するコトもあります。
選手達は、
試合に向けて、
努力し、
努力し、
努力し、
遊びも、
デートも断り、
プライベートな時間を削り、
ビデオを見て、
ミーティングをして、
モチベーションを上げ、
長い距離を走って、
目的地にたどり着きます。
神様にとっては、
その日の、
義務(当番)にしか過ぎない一つのゲームが、
そのチーム・選手にとって、
人生の重要な分岐点であるかも知れません。
自分達に有利な笛を吹いてくれるのが良い審判ではありません。
『ゲームをコントロールするのはもちろん、
選手達とコミュニケーションを取り、
選手のみならず、
会場が納得するような裁きをみせてくれる。』
私達は常々、
そんな審判を求めています。
これを要求するというのは、
難しい話なのでしょうか。
私達は、
努力しております。
そこに妥協はありません。
審判の方に、
努力が足りないという気持ちは、
毛頭ありません。
ただ、
選手から全てを奪う力がある以上に、
選手達に尊敬される、
神様(審判)であって欲しいと思います。
そこに、
どれだけ努力があったか?
繊細な部分ではございますが、
努力をしてくれてるのかどうか。
選手達には、
充分に伝わっているんですよ。。
選手に尊敬される審判。
もう少し増えて欲しいです。。
よね??
※画像はビーチサッカーの国際審判で、
フットサルFリーグでも笛を吹いている、
櫻田さん。
この方は、
本当に選手とのコミュニケーションが上手い。
些細な部分も見落とさないように努力してくれています。
アメリカ遠征中、たくさんの時間を共に過ごしましたが、
選手としては涙が出る程に、嬉しい話を聞かせてくれました。
ちなみに、
仕事の時以外は、
審判としての資質を向上される為に全力を尽くしてくれてます。
そういう努力は、
やっぱり、
選手に伝わります。
人間的にも、
審判としても、
凄く、
尊敬しています☆
小さいけど、、(笑)