前半を完璧な形で終えたエスタジに死角はないかに見えた。。
完璧なエスタジ佐世保。
ハーフタイムは緩やかな空気が包み込む。
しかし、
この空気がエスタジにとって“死角”となって襲い掛かる。
後半開始。
チーム一丸となり、後半戦に突入したエスタジだったが、
そこには落とし穴があった。
早い時間に1点を返そうというプランで、前へ前へと突き進むウ゛ェンセドーレス。
後半開始1分。
“ヴェンセのサウスポー”伊藤が得意の左サイドでボールを持つと、
思い切りの良いシュート!
これが鮮やかに突き刺さり、
1点を返す。
思いがけないシンプルな形で、
“エスタジ砦”に穴を空けたヴェンセドーレス。
2‐1。
1点を返されたが、
その1分後。
エスタジのフリーキックのチャンスに、
キッカーは、
“スーパーノヴァ”上田博之。
混戦のゴール前だったが、上田のシュートは、
ヴェンセの壁をすり抜け、右上に美しく突き刺さる!
エスタジ佐世保、
3点目!!!!
勝負を決める重要なゴール!
と思われたが、、
このゴールがエスタジにとって最後のゴールとなった。
後半6分。
ヴェンセは、
長崎の“安定感No.1”ゴレイロ、チアキが前線へパスを送る。
このボールに“Mr.5”堀がエスタジディフェンスを背負いながらもトリッキィなシュートでボールの軌道を変える。
さすがのマサトもこのシュートには反応出来ずにゴールを許す。
ヴェンセドーレスが1点差に詰め寄る。
そして、
このゴールで会場の雰囲気はがらりと変わる。
今まで沈黙していたスタンドが一気に爆発。
この大一番を応援しようと、大挙した小学生や保護者の声援が会場中に響き渡る。
エスタジ佐世保の応援は、純心大学だけ(笑)
エスタジにとって、
“完全アウェー”の苦しい、苦しい時間が始まった。
逆にヴェンセドーレスはこの声援に後押しされ、
攻撃に拍車がかかる。
同点弾を、
声援が1番大きい、
“タカコーチ”No.11に決められると、
タイムアウトの申請をしようとした瞬間に、
ヴェンセドーレスの“王様”渡辺カオルに決められ逆転を許す。
3‐4。
逆転を許したモノの、
タイムアウトを取り、
エスタジは再び闘う気持ちで立て直しを計る。
今度は逆に前に出たエスタジ。
森本昌一の前からのプレスでボールを奪いシュート!は、惜しくもゴール左。
ボールを奪ったコーダイは二人を抜き去り、後藤とワンツー。
完全にフリーのコーダイだったが、
シュートは枠外、、
上田ヒロのシュートパスを後藤が反応し、ボールの軌道を変えるが、これはゴレイロ・チアキの真正面。
チャンスはあるが、
ゴールが遠い。
そして、
フットサルと言わず、
スポーツの“常”、
『チャンスの後にピンチあり。
ピンチの後にチャンスあり。』
ゴールを狙い前掛かりになったエスタジは、
カウンターから、
痛恨の5点目を許す。
そして、
勝負あり。
最後まで集中を切らさなかったヴェンセドーレスが、この激闘を見事な逆転勝ちで、
勝ち点3を獲得。
6連勝のエスタジにストップをかけた。
※画像は試合終了後、
ジョイフルにて。。
坂口監督がかなり暗い感じがしますね(笑)
切り替えて行きましょう!
次号は長崎県フットサル最終節までの結果☆
&、
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