ヒューストン1日目の晩ごはんは、ダウンタウンにあるオアハカ料理のレストランへ。
メキシコの南部にあるオアハカ。先住民が多く住み、メキシコらしい街。美食の街としても知られています。
アメリカで食べられるオアハカ料理どんなんだろう~?ワクワク
スタイリッシュな店内で、メキシコぽさは全く全面に打ち出してません、笑
かなり奥のほうまで席があり、アメリカ人のお客さんでずっと満席でした。
お店の名前「ソチ」はアステカのことばからつけられたよう。
ナワトル語、「X」がよく使われてますね。
まずカクテルで乾杯
わたし(左)XOCHI RITA メスカルを使ったカクテル。赤いのはグサノ塩(グサノは幼虫のこと)
夫(右)HOUSTON STRONG いわゆるマルガリータ←夫はメスカルが苦手
メスカルとはテキーラとは違う種類のサボテンを蒸留して作るお酒。作る段階で燻す工程があり、独特の香りがある。ストレートで飲むときは、オレンジとグサノ塩をあてに飲む。
前菜
2番目のセビチェ
ホタテにフルーツ系のソース。輪切りのチレで少し辛味。お花もきれい。
右奥のトトポ(トルティージャを揚げたもの)も絶品。おそらく手作りだろう。
DEL HORNO(焼き料理)からは、2番目のPULPO(タコ)
左下の付け合わせは、緑のハーブや野菜入り自家製チョリソ(ソーセージ)
ワインはメキシコのおいしい赤ワイン、3V(トレス ベー)
担当のウエイターさんは流ちょうな英語を話す人でメキシコぽさはなく、アメリカのレストランだから仕方ないか~と思っていた。しかしこのワインを注文するときに「トレス ベー」と言ったら(スリー ヴィーではめちゃ違和感がある、笑)、彼が「スペイン語話せるんだ!」と急にスペイン語に!
お母さんがメキシコ人なので、バイリンガルなんだそう。
あとうしろの席に店員さんたちがやたら話しかけに行っていたので聞いてみたら、このグラス越しに見えるスーツの方、シェフでした!ご家族で食事に来ていた。テキサスに住んでるのだろうが、見た目はオアハケーニョでした。
モーレメニューから、食べ比べできるテイスティングを注文
モーレといえばチョコレートが有名だが、オアハカには7種類の味のモーレがある。
使っている唐辛子や材料が違うようだ。
これは何?と聞いて、その場でスマホにこうメモしてありました。
「チレショコラテ、チレアマリージョ、チレプージャ(モレ アチェ)」
今、見ると、何が何だか、わからなくなってしまったわ、記憶力なし~涙
メキシコで一般的なチョコレートのモーレに比べると、オアハカのモーレはさっぱりしてる。
そして、トラジューダという巨大なトルティージャとともにいただきます。
メイン(PLATO FUERTES)から
BISTEC CON MOLE DE CHICATANA
アンガス牛のリブアイのステーキ
ソースは、モレデチカタナ(後で調べたらアリの卵のモーレ!)
ソースにはマッシュルームと珍味ウイトラコチェ(黒穂病のとうもろこし)入り
複雑な味なんだけど、美味しかったです!(表現不可能、笑)
オアハカはチョコレートが有名で、街にはたくさんチョコレート屋さんがある。
陶器の中でチョコレートを溶かして木の棒で混ぜ合わせて、ショコラテを作ってくれる。
わたし右 CHOCOLATE CALIENTE
夫 左 カラヒージョ(スペインのリキュールを使ったコーヒーのカクテル)
オアハカ出身のシェフです!料理本まで出していて、大成功ですね。
来る前は、アメリカナイズされちゃった料理なのかも・・と半信半疑だったが、ちゃんとしたオアハカの料理だったうえに、インテリアもメキシコ感を出さずに洗練されてたのも新鮮だったな。
ウエイターの人とは最後までスペイン語で会話をして、握手までしてお別れしました。
陽気ないい人だったので、英語で会話していても気分よくお食事できたのだろうけど、こんなには親しくはなれなかっただろうね、と後で夫とも話しました。
ほかのメキシコ人店員さんも寄ってきて、ワイワイ世間話。スペイン語マジックです、笑