2024年4月15日(月)
最終日はホテルのビュッフェの朝ごはんからスタート
しぼりたてのジュースがどこでも飲めるのはメキシコならではだけど、ここは種類が多い!
フーゴベルデ(緑のジュース)好き♡
フロールデカラバサ(ズッキーニの花)を入れてオムレツを作ってもらいました。
朝9時にホテルを出発。きょうは車を7時間チャーターして市内観光です。
1か所目。ニューポランコ地区にある、ソウマヤ美術館。メキシコの大富豪カルロス・スリム氏の所蔵作品が展示されている。
なんといってもこの建築物のインパクト!今回は見学する時間がなかったが、ヨーロッパやメキシコの作家の絵画やロダンの彫刻などかなり見ごたえがある。それが無料で見られるって、すごい!
20年前はこの線路があるあたりは危ないから近寄らないようにと言われていた場所。あったのは↑のコストコやGMの自動車工場くらい。今では一大開発されて、オフィスビルやマンションなどが立ち並び、東京みたいな街並みである。
日本人駐在員もこのあたりに住んでいる人が多く、昔わたしたちが住んでいた地区は、今やオールドポランコだそうな、笑
鮮やかな壁画を楽しみながら、次の現代建築へ。
バスコンセロス図書館。
こちらも度肝を抜かれるような空中図書館。メキシコ人建築家のデザインだそう。
ここまでは予定通り順調に進んでいた。しかし、運転手さんの話では「きょうはソカロでデモがあるので、車が通行止めになるかも」と。
ギリギリ通行止めになる前にソカロに到着できた!うしろに見えるのはラテンアメリカタワー
タクバ通りで車を降りるやいなや、後ろからデモ隊が歩いてきた~
後から知ったのだが、この日のデモはオアハカ州やチアパス州の教職員のデモだった。
メキシコって昔から教員の待遇がよくないうえに、先住民の割合が多い州↑は特に予算がもらえてないようだ。
わたしのスペイン語の先生がオアハカの人で、彼いわく、役人の腐敗がひどいので、予算がまわってこないんだとか。よくそういう話を聞いていたので、corrupcion(腐敗)という単語を覚えてしまったくらい。
ソカロ散策へ
ソカロはもともとアステカ時代の中心地。スペイン人によって神殿が壊されて、スペイン風の建物が建築された。
よってコロニアルな建築物がたくさんある。
こちらは中央郵便局。なんてゴージャス!
今でも郵便業務が行われている
駐在時はソカロはとても危ないと言われていたので、4年間で訪れたのはほんの数回だけ。
2年前に久しぶりに訪れたときも、昔ほどではないにせよ、歩くのは少し緊張感があった。
(↑のニューポランコにいた人たちとは、明らかにいる人の雰囲気が違う)
今回も緊張感を持って、まわりを見渡しながらの散策。
メトロポリタン・カテドラル
カトリックの大聖堂
国立宮殿
過去は大統領も住んでいた国政の中心地。今でも一部は行政の建物として利用されている。
有名なのはディエゴリベラの「メキシコの歴史」という大壁画
(今は予約がないと見学できない)
独立記念日には大統領がここのバルコニーに現れて「ビバ・メヒコ!」と叫んで鐘を打つ
今回びっくりしたのは、国立宮殿を囲む警察官の数!100人どころじゃなかったと思う。
どうやらデモがあったからのようだ。
パストール(豚肉をぐるぐる巻いて塊にして、香辛料などで味付けしたものを、まわりから火であぶる)
タコスの具にして食べるのだが、シティを中心にしたメニューで、グアナファトではあまり見かけない。
ランチタイム。タクバ通りに戻ってきた。
老舗レストラン、カフェ・デ・タクバ
フリーダカーロとディエゴリベラの結婚披露宴が行われた場所でもある。
シティ在住の友人ふたりとも、ここで待ち合わせ
スペインコロニアル風の趣のあるインテリア
看護婦さんみたいなレトロな制服姿のウエイトレスさんもかわいい~
しかし問題発生!友人のひとりがいく手、いく手を通行止めに遮られて(デモ隊と同じタイミングになってしまった)ソカロにたどり着けない~
ランチのセットメニューを注文
フルーツとアグア・デ・ハマイカ(ハイビスカス水)
アロス・ア・ラ・メヒカーナ(メキシコ風炊き込みご飯)
そら豆のスープ
鶏モモ肉のモーレ
注文にも食事にも時間がかかってしまい、予定の時間をオーバー
これまで旅行中、スケジュールはだいたい順調に進んでいたが、最後だけが想定外
シウダデラ(民芸品市場)には行けなくなってしまった。
中央に見えるのは、きのう行ったベジャス・アルテス
この日の深夜のANA便で帰る友人たちとはここからは別行動。
わたしはもう2泊シティに滞在します。