今日は映画の日。 | 気ままにバツイチ・シングルライフ

今日は映画の日。

今日は久しぶりに映画を観にいってきた。
柏のステーションシアターは金曜日がレディースデーで1000円なんだよん。
前々から観ようと思っていた「オペラ座の怪人」。
結論から言うと、なかなかよかったです。
お金をかけて作っただけの見ごたえはある。
細かいことはまた別の日に書くとして、1800円出して観ても損はないとだけ言っておく(私は1000円だけど)。

私が好きな、印象的な映画の中に「Shall We ダンス?」がある。
TVでも何度かやっているので見た方もけっこういると思う。
何で「オペラ座の怪人」から急に「Shall We ダンス?」に飛ぶかというと、映画って本編の前に延々と予告編が流れるじゃない?
そのときにアメリカでリメイクするってのをやっていたわけです。
役所公司の役は誰だと思う?
なんとリチャード・ギアなんですわ。
でも、なんか納得。こんな適役はいないかも。
観てみたいかも~。

その話は置いといて。

「Shall We ダンス?」というのは毎日家と会社を往復する中年のサラリーマンがふとしたきっかけで社交ダンスを習い始め、段々夢中になっていくというお話しなのです。
ダンス教室のどこか翳のある美しい先生にほのかな恋心を抱き、後めたさと恥ずかしさから妻や会社の人なんかにも内緒で通うわけ。
ところが、原日出子演じる妻はなんか怪しい、と気付くわけだ。
そりゃそうだ。
女ってのはカンが鋭いからすぐビビッとくるもんなんです。
先生は先生で、過去にパートナーに裏切られて海外から逃げるように帰国して母親のダンス教室を手伝っている、という傷を持っている。
ダンスの試合でパートナーを庇った役所公司に心を打たれ、またプロとしてやり直そうと決心して海外に戻っていく、と結局はふたりの間にはなーんにもないのだけど、その辺の妻の心情とか、当時の自分とかぶるところがあって胸が締め付けられるのです。
その、辛かった頃がフラッシュバックしてきて不覚にも涙がこぼれてしまった。

夫の気持ちもわかる。
郊外に家も建てた。
娘も何とか手がかからなくなってきた。
会社では中堅どころ。
家と会社の往復で何も変わり映えしない日々。
別にダンスを前から習いたかったわけじゃない。
先生とのことだってどうにかなろうなんて下心もないし、家庭を捨てる気なんてさらさらない。
妻に内緒なのはなんでダンスなのかうまく説明できなそうだから。
からかわれそうで、照れくさかったから。
で、言いそびれた。それだけ。

妻としてはねー、夫が挙動不審だとまず浮気を疑う。
何だか楽しげな様子で急に残業とか増えて帰宅が遅くなったら当然疑うでしょう。
でも1日ついて見張るわけにもいかず、探偵を頼むのだ。
高いんだよねー。

夫が自分を裏切っているかもしれない。
いろんな事柄を寄せ集めてみるとそれはほぼ決定的に思える。
そのときの絶望的な気持ち。

私は「間違いない」と思った時、何日か物がのどを通らなかった。
夜ベッドに入っても眠れなかった。
そんなこと、40年近い人生のうちで初めてのことで、自分でもビックリしたくらいだ。
自分で思っているよりもずっとショックが大きいことを知った。
友人に相談して話を聞いてもらってずいぶん助けてもらった。
でも信頼を裏切られたショックはどうにもならなくて家族の中にいるのに寂しくてしようがなかった。
子供たちに知られないように繕っていたけど、泣きたい時に泣けなくて辛かった。
家族で食事中に突然涙が止まらなくなったり、ひとりでチョコレートを吐くまで食べ続けたこともある。
そうして段々壊れていく私を、夫はそばで気がついていながら何もしてくれなかった。
正しくは、怖くて触ることもできなかった、とあとになって言っていた。

私たち夫婦は大学生のときから付き合って結婚した。
夫をずっと親友だと思っていたし、他に友達がいなくても夫がいれば十分だと思っていた。
人生のほぼ半分を夫と過ごしてきたのに、信頼関係なんて些細なことで崩れ去ってしまうものだ。

元夫は役所公司と同じく家庭を捨てる気なんて全然なかったと今でも信じている。
元夫の目を外に向けさせたのは私にも原因があったのだろう。
相手の女性となんかあったのかどうかなんてことは、今さらもう興味もない。
ただ、相手はエリートの夫がいて、単身赴任していて寂しかっただけだということは確か。
結果的には一番ワリをくったのは元夫ということかしら。
いや、一番辛い思いをしたのは何も悪いことをしていない子供たちだ。

今の私は感情をコントロールできないなんてこともなく、それは寂しい時もたまにあるけど、あの、出口の見えない真っ暗なトンネルの中を手探りで彷徨っているような不安で孤独で死んじゃったほうがラクかも、って気持ちのときとは大違い。
安らかな気持ちで、いろんなことに感謝しながら眠りにつく幸せを味わっている。

子供たちはどうなんだろう?
長男はバイトやバンドのこと、彼女のことなんかで楽しそうだけど、次男はまだ13歳なのでとても気になる。
家のことが気にならなくなるくらい楽しいことがたくさんありますように。

世の男性たちへ。
全然ヘンな気がなくても女性からのメールは読んだらすぐ削除すべし。
もしくは妻、恋人に見られてもいいようにしておくこと。
勝手に見るな、と怒る気持ちはもっともだけど、いつもは見ないのにビビッときて見たらやっぱり、ってなことはよくあるのです。
女のカンを舐めるな。
女性からの手紙、カード、プレゼントなども然り。
もったいないけどすぐ捨てること。
浮気がばれていいことは何もないはず。
完全犯罪、これができないヒトは浮気する資格なし。
それは妻、恋人への最低限のマナーでもあるのです。

ちょっとシビアな内容になっちゃった。
暗かったかな。
でもね、あの映画、嫌いになれないんだな。
ハッピーエンドだからかな。
リメイク版楽しみだなっと。