人体の不思議展 | 気ままにバツイチ・シングルライフ

人体の不思議展

大学時代の友人と久々に会うので、そのついでに有楽町の国際フォーラムで開催中の「人体の不思議展」を見に行った。
何でもすごい人気で、日本を一周してまた東京に戻ってきたらしい。
特に女性の来場者が多いそうだ。

平日の日中だというのにけっこう混んでいる。
若い人が多いかな。
みんなガラスケースに顔をくっつけるようにして熱心に見入ってる。

私は、正直言ってちょっと気持ち悪かった。
だってさー、死体なんだよ。
特別の処理を施してあって半永久的に腐らないらしいけど。
水分を抜いてあって、ツクリモノかと思うような質感でナマナマしくはないけど。
筋肉とかビーフジャーキーみたいなんだもん。
脳なんてモツみたいだしさー。
なんでこんなもん見ようという気になったんだっけ?

ああ、そうだ。

それは出口近くのガラスケースに収められていた。
3ヶ月~9ヶ月の胎児の標本。

8年程前に妊娠3ヶ月で流産したことがある。
お腹の中で死んでしまった胎児を掻き出さないといけなくて手術をした。
そのとき、赤ちゃんを見たかったけど、見せてもらえなかった。
そういうものなんだろう。
でもずっと3ヶ月の赤ちゃんってどのくらいの大きさだったんだろうって思ってた。
だから胎児の標本があると知って見に来たのだった。

手のひらに乗るくらいに小さい、だけどちゃんと人間のカタチをしている。
こんな大きさだったんだ。
眠っているような標本を見ていたら涙が込み上げてきた。

妊婦の10人に4人は流産するとか聞いた。
私のまわりにも何人かいる。
雅子さんもそうだった。
それは仕方のないことなんだって。
受精はしたけどうまく育たないことが起きてしまうのは。

わかってはいるけど、忘れることなんてできないよ。
私と同じ思いで見ている人もいるんだろうなぁ、なんて思った。