ネイサン最新の演技を何度もリピしているうちにふと思い立ってパトリックの演技も久しぶりに観直してみた。
それで思った事。
私はやっぱりChanとChenが好きだ![]()
素晴らしい選手は他にも一杯いるけれど、私の中ではこの二人は別格。
他の選手とどこが違うのかってことなんだけど
これを言うと反論が結構出そうだが、私から見てパトリックとネイサンは他と一線を画する極端にアスリート寄りのスケーターなのだ。
先ずなにはさて置き超絶の技術力で周りを圧倒する。芸術云々は二の次三の次。
パトリックのワープに入ったかと思わせる豪速滑走と凄まじいエッジさばき、パッパッと弾みで跳ぶ雄大なジャンプ。同様にネイサンの体幹が微塵もブレない連続美ポジ&足さばき、及び信じられないレベルで安定した完璧ジャンプ。
正直なところ私にはこれだけで充分なんだよね。芸能風味やらなんちゃらかんちゃらとか特になくてもいい。力学に沿った無駄のない動きにこそ美を感じるタイプ。
まあ、こう感じるのは私自身が筋金入りの体育系人間だからだろうね。
以前は私も大方同様、美形で繊細で芸術的で王子様コスの似合う選手達に惹かれてフィギュアを観戦していた。スポーツ観戦は大好きでいろんなジャンルのスポーツに注目してきたけど、フィギュアのみ他の種目とはちょっと別カテだったような。
が、パトリックの出現で全てが変わった。
彼が私本来の体育系魂に火をつけたと言うべきか(笑)
ああ、フィギュアもスポーツだったんだ、と目からうろこ(ゴメン)
それ以降私のフィギュアに対する見方と嗜好は激変した。
グッバイ王子様コス・ワールド。
でも、ネイサンは違うでしょ、子供の頃はむしろアーテストリーで知られていたのでは?って声が聞こえてきそうだが、私からするとチビネイ時分の彼も芸術に秀でていたと言うより卓越した技術の人だったような気がしてる。技術ってジャンプだけじゃない。上手く言えないけど、しょーまと比べればなんとなく分かって貰えるんじゃないかと思う。
(フィギュアの)スポーツ的側面に挑戦するアーティストがしょーま、アート的側面に挑戦するアスリートがネイサン・・・ってことで二人の道は交差して上に向っているイメージなのだ![]()
そう言えばなんとパトリック、若い頃自分はアーテストリーに優れていると思ってた節がある。「俺様ほどの技術があれば芸術性で圧倒できるからクワドなんて必要ない(意訳です
)」なんて大口叩いて「お前がそれ言うか?」と散々揶揄罵倒されてたよね(両陣営から
)。
その反応に「え?」とびっくりしてて・・・
技術さえあれば芸術表現なんか簡単って思ってたんだね~(カワユス)
でも現実は甘くなかった。
最近よく耳にするネイサン批判「巧いけどつまらない」っての、その昔パトリックが散々言われてたことで、デジャヴ感半端ないですわ。
(あ、今ツイッター見たら『器械体操』というレジェンド級のネーミングまで継承してる。凄いぞネイサン!
)
確かにフィギュアはスポーツとアートの混合物ではある。しかしながら最終的にはスポーツなので勝敗を決するに際してはアスリート寄りの選手の方が圧倒的に有利になる。
パトリックもネイサンも、勝つことが唯一の目的ならば特に芸術性を磨く必要などないという話。
が、勿論二人ともそれで満足する人材ではなく・・彼らの求道路程は表彰台の頂点に立ったところから始まるわけです。
特に高橋大輔という稀代のアーティストと時代を共にしたパトリックにとって、それは避けえない路程だったんだろうなと思う。(逆に言えば高橋君がいなければ果たしてパトリックはあそこまで精進しただろうか?)
武骨な体育系が求めに求めて遂に極めた入魂の演技。
アンドロイドの見果てぬ夢。
青臭い手旗信号のパトリックでも私は充分満足していたよ。
(器械体操で何が悪い
)
その後の信じられない進化はお・ま・け。
ありがとうパトリック![]()
(衣装もとことん極めてくれてるし・・
)
ネイサンはいよいよこれから。
現役やれる時間が限られてるのが残念だけど、彼には為すべき事は充分わかっているに違いない。
ネイサンの後に彼を継ぐものは果たして現れるのか
そもそもフィギュアはスポーツとして生き残れるのか
何があろうと、パトリックとネイサンを知れた己の幸運を感謝します。