この間、我が家に夫の友人のフランス人が遊びに来てました。


みんなでお庭でランチをしたとき、うちの犬も一緒に参加したの
ですが、そのときフランス人が「おすわり!」とフランス語で
言ったのです。
※assis (アシッ)フランスっていうらしい

すると、なんとうちの犬はおすわりしたんですね~わんわん


彼も、「この犬はフランス語が分かっている!」なんて
言ってましたにひひ


実は、以前実家で飼っていた犬にエッセリーニ作者シモーナが
会ったときも、
「おすわり! Sseduto!」
「おいで~ Vieni qui!」
「待て!! Apetta!」

と、イタリア語で話しかけるとおりに犬が動いてました。

☆イタリア発☆あなたにそっと寄り添う不思議な存在 “エッセリーニ”-taro
シモーナが描いてくれた実家の犬、タロー



伝えようという気持ちがあれば、言葉なんて関係ないんだと
犬に学んだ訳です。


そこで思い出したのが、私がイタリア中部の街、ペルージャに
留学していたころのこと。

☆イタリア発☆あなたにそっと寄り添う不思議な存在 “エッセリーニ”-perugia


最初に入った家の大家さんがものすごい強欲ババアだったんです・・・えー


入居する前は「家賃は光熱費込みよ~おばあさんなんてニコニコ言ってたのに、
1ヶ月後に集金に来たときには、
「光熱費は別よ!最初から家賃に込みだなんて言ってない。
ワタシの甥は弁護士だから、払わないと国外退去にするわよ!!」

と、突然態度を豹変させてきたのですむかっ


当時、アメリカ人のおじさんとイタリア人の大学生と3人で
一軒家をシェアしてたのですが、イタリア人は大家さんの
親戚っぽいようで相談できず。


アメリカ人のおじさんに相談すると、「ボクもそうだったけど、
モメるの嫌だし、引っ越し先を探すのも面倒だから払ってるよ・・・」

と言うではありませんか!


入居前に、イタリア滞在3年の日本人の友人に立ち会ってもらい
光熱費込みだって何度も確認したから自信もあったし、
そんな理不尽な請求通りに払うのは絶対に嫌だったので、
私はさっさと引っ越し先を見つけ、友だちに車を出してもらい、
そのまま自分の荷物を全部運び出すことに。


その足で、最初に話していた金額の家賃を持って大家さんの
ところへ行ったのです。


つたないイタリア語で、
「私、家賃払う。でも、最初、あなた言ったこの金額だけ。
もう私は家を出ました。」

と伝えると、大家さんは大きな声で怒り出しました。


そうそう、イタリア人って自分に都合が悪くなると大声を出して
ごまかそうとする人が特に多い気がします・・・むっ


それはさておき、あんたのパスポートのコピーは持ってるだとか、
ちゃんと家賃払わないと弁護士に言うだとか、あんたの
イタリア語の理解力の問題だとか、おばあさんは言い続けます。


言い返したくてもイタリア滞在3ヶ月目だった私にはそんな
語学力もなく。。。


でも、あまりの言われようにさすがに頭にきて、思わず日本語で、
「ちょっと!あんたが最初にこの金額でいいって言ったんじゃないムカ
と怒鳴ったのです。


すると、なんとおばあさんは
「No, non ho detto(いいえ、言ってないわ」って
イタリア語で返してきたんですよ!!目


本当にびっくりして、いやー、気持ちがあれば伝わるもんだなーと、
思わず怒りも忘れて感心しちゃいました。



この一言で我に返り、長居は無用とお金と鍵をテーブルに置き、
「じゃあ、これで。さよなら」
と出てきてしまいました。


後ろからものすごい罵詈雑言をぶつけられましたけどね、
結局その後はなにもありませんでした。


海外留学中や旅行中、不利な状況になっても言い返せないという
ことを聞くことがありますが、いざというときは日本語でいいんです。


気持ちがあれば、言葉はなんであれ向こうにはちゃんと
伝わりますから宝石白








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ルームシェアのアメリカ人のおじさんは、
「君はほんとうに日本人なんだろうか・・・」だって