イタリア語でパロラッチャと呼ばれる、いわゆる下品な言葉。
「××の○○野郎!」とか、「△△に入って●●!!」など、それは
それはたくさんの表現方法があります。




私は基本的にイタリアにいるときも日本語で悪態をつくドクロので、
パロラッチャを使うことはないのですが、当然シモーナさんは頭にくると
いろいろ言っています。あ、といっても、そんなにひどいものは使いま
せんよ。年頃の息子さんもいますし、一応レディーなので得意げ



そんな彼女が昨日メールで珍しく怒って面白い表現をしていたので、
ちょっとご紹介。

1oca della Francesca(オーカ デッラ フランチェスカ) 
ocaはガチョウのこと
ヒヨコ。 Francescaというのは、最近シモーナが
知り合い、エッセリーニのお手伝いをしてもらっていたフランチェスカの
ことです。
意訳すると「あのマヌケなフランチェスカめムカムカ


“エッセリーニ”準備ブログ-フランチェスカ
左:シモーナ  右:フランチェスカ


彼女も自身の作品を作るアーティストなのですが、最近エッセリーニの
ことを知って、「ぜひ手伝わせて!」と今年の9月にシモーナに言って
きたそう。しかし、どうやら「もうやらない」と連絡があったそうです。

シモーナは彼女に教えるため、たくさんの時間を割いてきただけに
怒り爆発してました。



2maledizione(マレディツィオーネ)
意味は「呪い、叱責、不幸」ですが、悪態として使うと「くそ」とか
「いまいましい」
といった意味になります。

この言葉、シモーナは半分冗談で使っています。

昨日のメールでは、この間の出張で私が出したリクエストは着々と
進んでいるのですが、シモーナのアイデアは難航しているようで、
「私の考えたことだけうまくいってないのよー、maledizione!」
と言っていましたにひひ




知らないより知っていたほうがいいパロラッチャ。
一触即発の事態になることも、また、使い方によってはその場がなごむ
こともある、なかなか使い方の難しい言葉たちです。
使い方にはくれぐれもご注意を注意


今日も見に来てくださってありがとうございましたラブラブ!




チョットひとこと:
イタリア語は英語よりも悪態の種類が多く、世界でもかなり上位に
いくのではと思っていたのですが、どうやらロシア語通訳の故・米原
万理さんによると、世界で一番そういった表現が多いのは、ロシア語と
韓国語らしいです。どれだけすごいんだろう
・・・