こんにちは。

今日は、身体についての投稿です。

先日、声はどこから出るようにイメージしたらいいですか?という質問があり、少し考えていました。

わたし自身は、身体的にどこから出ているかイメージする、という概念がありませんでした。(強いていうならば心から、という風にわたしは思っています。)

ですが、お腹から出る、とか声帯から出る、とか足から、など諸説紛々なのが現状です。生徒さんには、人それぞれイメージしてしやすいところで、という風に伝えてきました。

でも、そうではなくて、身体の部分には便宜上名前が付いているけれど、部分部分を切り離して考えるからおかしなことになる、という考え方を知り、なるほど、と思わざるを得ませんでした。

(姿勢学術協会理事 片山賢さんと中部大学特任教授の工学博士・武田邦彦先生の対談の中からhttps://clovermedia.jp/clover_nettv/)

普通、右腕がうまく動かなかったら、右腕のストレッチ、左肩が動かなかったら左肩のストレッチ、など、動かない部位にフォーカスして訓練します。

わたしのレッスンでもそういうアプローチをしてきました。

でも、そうではなくて、いま、動かせる部分を動かすと、動かなかった部分も動くようになる、という考え方です。からだそのものが一体だからです。

レッスンでは発声練習を正しい方法で行なっています。ですが「木を見て森を見ず」とならないように、たえずマクロな視点を持ちたいと感じています。