こんにちは。
今日は中音を安定させるためのTips(ちょっとしたヒントやアイデア)をシェアしていきたいと思います。
裏声と地声については以前触れましたが、中音域はブレイクやセグメント(ざっくり言うと換声点も同じような意味)と言われる、声がひっくり返りやすい音域です。
最近のボイストレーニングはその辺りを強化することが大きなテーマの一つになっていると思います。
どのように安定させるかは、まずは裏声、地声ともに分離させてどちらも強化させてから、の話になりますが、それができたら、美輪明宏さんや藤山一郎さんのような、軽い地声(声帯が薄くくっいた状態といわれます。)をたくさん出してみる。
ドレミファソファミレドの音階でハ、もしくわフワァなどの言葉で出してみてください。
喉も軽い感じで、裏声のような声の抜け方とも違う、儚いげな声が出たら良いです。
うまくいかなければ、まずは裏声と地声の分離と強化からやり直しです。
喉の周りの筋肉群のバランスがととのって初めて自在に声が出るようになります。
それまでには最低でも6年はかかる、といわれています。
わたしはアンザッツの訓練によって、最近になってようやくいろんなタイプの声色が出しやすくなりました。
その段階まで来てはじめて、誰かのカバーをする際に、自分なりの歌い方を模索できるようになりました。料理するときの材料がやっと揃ってきた、という感覚です。
自分が本来持っている可能性をどんどん広げていきたいですね。