こんにちは。
腸閉塞気味からの緊急入院になり、13日目に手術となりました。
もう腫瘍は手術できないと思っていたところに、腸閉塞気味になったお陰で、腸閉塞の手術をするなら
腫瘍も一緒に切除してしまいましょう!
ということになり、
ラッキー!奇跡がおきた!
と、喜んでいましたが、当然リスクはあるわけで、開腹した時に、他の臓器などに転移して、取りきれないような場合は切除はしない。というお話もあり、手術当日の朝まで、少しドキドキしていました。
ネガティブなことは考えまいと思い、このような奇跡的な運びになったんだもん!
開けてみて手術できないなんてこと、ありえないでしょう!
大丈夫!絶対に転移等していなくて、きれいに全部取り切ってくださる!
と、信じて手術に挑みました。
手術当日の朝、妹からメッセージが入っていて、あのラグビードラマ「ノーサイドゲーム」の主題歌の"馬と鹿"の動画が貼られていて、聴いた途端に涙が出てきて、感情が盛り上がりました!
この曲、ドラマ、ラグビーが大好きで、ちょっとした辛いことや頑張りたい時等に自分自身を鼓舞する意味で、よく聴いていたものです。
それを知る妹が、このタイミングで贈ってきてくれたことに感謝し、勇気を奮い立たせて、手術に挑めました!
その後、手術着に着替えて、キャップを被り、ベッドのままオペ室に運ばれていきました。
手術台に移り、背中に硬膜下麻酔というのを設置してもらいました。
以前、他の病院で手術した時には、中々上手く腹が入らずに苦戦していましたが、一発ですんなり入りました!幸先いいな♪
その後は、麻酔で私は先生達を信頼して夢の中へ!
目は開かないけれど、何やら人の声やガタガタ振動を感じていると、
"手術終わりましたよ!"
という女性の声が聞こえてきて、私は
頑張る!私も、頑張る!
って、割と大きな声で言っていました。
すると、
"もう頑張らなくていいのよ!手術は終わりましたからね〜!"
と、その場にいた手術スタッフに笑われていました!!(笑)
私ったら!!
その後、なんだか凄い寒さを感じ、左手首が強烈に痛くて、
寒いよ〜!
左手首が痛いよ〜!
と、しばらく言い続けていました。
(割と鮮明に覚えているの)
寒いのは、やはりほぼ何も身につけず涼しいオペ室に、12時間!もいたわけなので、電気毛布を最高の温度にして、温めてもらったようです。
左手首の痛みは、手首の動脈を摘んで血圧などをモニターしているからだそうで、考えただけで顔が歪みそうになりました!
手首は見ないようにしました。その後痛みに慣れてきたのか?気にならなくなりました。
オペ室から、ICUに運ばれて一泊するのは手術前から決まっていたことなので、安心できました。
が、私は寝る時は、横向き派なので、仰向きでいるのが辛かったです!
ICUは、割とお隣同士が息遣いなどがわかる距離感でベッドが並んでいて、私は、少し眠れたものの目が冴えてしまって眠れなかったので、早く朝にならないか?元のお部屋に戻りたい!と、願いつつ、時がすぎるのを待っていました。
困ったのは、痰がら絡んで出ないこと。
吸入器!?で吸ってもらいましたが、喉と鼻の間にあるようで、鼻から吸引すると、物凄く痛いらしいので、断念!
看護師さんに、自分で痰を出せるようなら、ティッシュ置いておくから、やってみて!
と言われたのですが、私は、痰を出すということを、ほぼしたことがなく、2、3度試したことはあるのですが、出せなかったのです。
咳をした時に偶然一緒に出てしまったことはあるのですが。
でも、気持ち悪いので、挑戦してみました!
が、やはり、カーッ!というのが、そもそも上手くできない!肺活量の問題かな?
諦めて目を閉じて少ししたら、何やら上顎ら辺に違和感があり、舌で確認してしてみたら、異物!?が。
ティッシュで拭いてみたら、ほんのわずかばかりの痰がついていました!やった〜!
って、12時間にも及ぶ大手術を終えて、なぜか痰と戦っている私って?(笑)
ひと段落して、お尻の痛みに耐えられずナースコールを押すと
何ですか〜ぁ
と、看護師さんの優しい声が!
この看護師さんの"何ですか〜ぁ"のフレーズを、この後何度も聴くことに(ナースコールするので)なるのですが、本当に癒されたなぁ!!
人に甘えるのが得意ではなく、頼みごととかあまりできない私でしたが、入院したら、もうナースコールが命綱なわけなので、そんな事言ってはいられず、ナースコールするのが得意!?になっていました。(笑)
朝になり、周りの患者さん達に新メンバーが加わったり、解放!?されていったりしている中で、隣の隣ぐらいのおじいさんが、看護師さんを大きな声で呼ぶのが聞こえてきました。
看護師さんは忙しかったらしく
ちょっと待ってください
と、応えると、また、数分して、おじいさんが呼んで〜を4,5回繰り返していたでしょうか。
すると、看護師さんが
だったら、最初からそう言ってよ
と。
どうやらトイレに行きたかったようで・・・お布団が・・・。
私の担当の看護師さんの
何ですか〜ぁ
の応答だったなら、こうなることはなかったかな?
ことたま的にも勉強になりました。
おじいさん、かわいそうだったし、看護師さんも忙しいからなぁ。
なんてICUにいながら、人間観察をしたりして余裕な私!?(笑)
朝の先生方の回診があり、一般病棟に戻ってよいとのご判断をいただきました!
移る時間が予定より遅くなっていたので、元の同じお部屋が空くのを待っているのかな?なんて思っていたら、その通りでした!
入院患者さんが多くて、私のお部屋は、一泊といえど、そのままの状態にはさせてもらえず、荷物をまとめて管理してもらい、その間、どなたか他の患者さんがお使いになっていたそうです。
でも、ご配慮のお陰で、元の部屋に戻れてハッピー♪
そうして、術後のリハビリが始まるのでした。
続きます。
2年前の写真が出てきました!
キジトラの ここちゃん
サバトラの ももちゃん
今では、姉妹喧嘩も、かなり元気に豪快にしている2匹。ボーイズ達より強いのは人間といっしょネ!(笑)