いつもの凛とした文字がびっしりと書かれた和柄の一筆箋が6枚。


昨年5月に、長年連れ添われた御主人様がお亡くなりになる。
以前、私の母が先生に差し上げた湯呑みにお茶を入れて、手作りのお弁当と共に、毎日『どうぞ』と声をかけてお供えをされているとある。
手を合わせ、写真に話しかけ、感謝しているとも。
新宿、銀座の都内散歩も健在。
先日は、渋谷でバス散歩を満喫されたご様子。
至る所に、今有る自分の周りの全てに感謝の言葉が溢れている。
果たして自分は、90歳過ぎても頭脳明晰かつ健康でいられるだろうか・・
身が引き締まる思いだ。
封筒の差出人名の横に、小さく『梅干し今年も少し漬けました』とあった。
お茶目なK先生に、今度はポストカードではなく封書でお便りしよう。
