シン・ゴジラのメッセージ | 貴女の不調を元氣に整える運命星アロマカウンセリング

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【スクラップアンドビルドでこの国は立ち上がってきた】



ネタバレになりますが、読んで頂けるなら幸いです。

前世は男が多かったらしい私は、昔から女子が観るような映画や漫画も勿論観るけど、あまり共感しない事も。。。^^;

金子修介監督の平成ガメラ三部作ファンなので、ゴジラは正直、観なくともえっかな?でした。

しかし、竹野内豊君が出てるし、長谷川博巳君も出てるし、そして何よりガメラの特撮監督だった樋口真嗣監督の名も特技監督・監督として出ているので、観に行きました。(進撃の巨人も樋口監督だったから観に行ったようなもの)

エバンゲリオンの世界観は申し訳ないが、あまりよく分からない私。

しかし、庵野秀明監督素晴らしい
!!と思ったぞ。


ただ、私は褒めるだけでは終わらんとです。
突っ込みどころもたくさん(笑)。

えっと、これって「踊る大捜査線」?ですか?なBGM。
ついつい青島と室井が出てきそうで気になってしまった(笑)。

やっぱりクレジットを確認すると、フジテレビ協賛。

こういうTV局メイン推し出しなところが映画を駄目にするのわかってないかな。
ダサいところなんだよなぁ。音楽も重大な演出なのにね。


最初の単なるグロい幼児ゴジラ?が、上陸した時は、退治して―――っ!と思わずガメラを呼んでしまいそうに・・・。いや、私そういえば爬虫類と両生類が超苦手(笑)

ガメラが正義の味方ならば、ゴジラって破壊の象徴。
(ちなみに個人的に好きなのは平成ガメラの登場シーン。超!!かっこいいのです!)

さて登場人物ですが、なんと328名が出演!!

矢口蘭堂
演 - 長谷川博己
内閣官房副長官(政務担当)。

赤坂秀樹
演 - 竹野内豊
内閣総理大臣補佐官(国家安全保障担当)。

カヨコ・アン・パタースン
演 - 石原さとみ
米国大統領特使。日本人の祖母をもち、英語と日本語のバイリンガル。
父親は上院議員。

志村祐介
演 - 高良健吾
内閣官房副長官秘書官(防衛省)

大河内清次
演 - 大杉漣
内閣総理大臣。ゴジラ2回目の出現時、搭乗したヘリが撃墜され死亡。

東竜太
演 - 柄本明
内閣官房長官。ゴジラ2回目の出現時、搭乗したヘリが撃墜され死亡。

花森麗子(はなもり れいこ)
演 - 余貴美子
防衛大臣。ゴジラ2回目の出現時、搭乗したヘリが撃墜され死亡。

尾頭ヒロミ(おがしら ヒロミ)
演 - 市川実日子
巨災対のメンバー。環境省自然環境局野生生物課長補佐、立川への移管後は課長代理。

財前正夫
演 - 國村隼
統合幕僚長。

里見祐介
演 - 平泉成
農林水産大臣(ゴジラ1回目の出現時は外遊のため不在)、立川への移管後は内閣総理大臣臨時代理。

泉 修一(いずみ しゅういち)
演 - 松尾諭
保守第一党政調副会長、立川への移管後は内閣総理大臣臨時代理補佐官。

森 文哉
演 - 津田寛治
巨災対のメンバー。厚生労働省医政局研究開発振興課長(医系技官)。

間 邦夫
演 - 塚本晋也
巨災対のメンバー。国立城北大学大学院生物圏科学研究科准教授。

安田龍彥
演 - 高橋一生
巨災対のメンバー。文部科学省研究振興局基礎研究振興課長。


私は「ガジーーラ」と発音するさとみちゃんに嫌悪感を感じてしまいました(笑)。
正しい英語かもしれないけど。この演出も庵野監督、計算しての事かしら。

むしろ、ぶりっ子なさとみちゃんの方が、私は好きかも^^

この役を演じるにあたってどうも大変だったようですね。
雑誌で読んで、結構もがいていたとインタビューでありました。

竹野内豊君は、すぐに庵野監督から「いいねーー!!」と褒めちぎられていたのに、さとみちゃんは結構ダメ出しが多かったそうで、落ち込んでしまったらしいです。

何しろ出演者皆、早口でまくし立てる様に喋ってばかり。


市川実日子ちゃんの台詞回しが凄かった。
防衛大臣役の余貴美子さんもカッコ良かったですよ。
だから、ここでいうと、さとみちゃんはこのキリッとした役が適していたんじゃないかな、と思いますけどね。ここに癒されキャラな女は要らねえ、みたいな。


ちなみにゴジラを狂言師・俳優の野村萬斎が演じている。 
フルCGのゴジラはモーションキャプチャーで記録されますが、萬斎さんの動きが反映されているそうな。

へーーーーー、でしたけど・・・。

個人的に長谷川博己君は、「MOZU」や「地獄でなぜ悪い」のようなぶっ飛んだアブない役の方が魅力的ですね。



防衛省の全面的協力で、戦闘シーンがマジでリアル。
新幹線も戦闘機(爆撃機といった方が正しいか)にしてしまうとは!!

wikipediaより引用。
庵野監督は脚本の執筆段階から防衛省・自衛隊に協力を依頼し、

「実際にゴジラが現れた場合、自衛隊はどのように対処するのか」
「ゴジラに対して武器の使用が認められるのか」などミーティングを繰り返し行い、事実に即した脚本に仕上げていったという。

劇中ではゴジラが「巨大不明生物」と呼称されているが、これはミーティングに出席した官僚がゴジラをそのように表現したことに由来している。
また、戦闘シーンを撮影するため、富士総合火力演習に参加している。

この他に首相官邸や自衛隊基地をロケハンしているが、官邸職員からは「そのまま再現するのは控えてほしい」と忠告されたり、作戦本部など撮影が許可されない場所もあった。


これこそが我が国の防衛力だぞ!とあそことあそこの国にも見せてやりたいわ、と思いましたわ。

私はやっぱり地上戦が好きだわ。戦車に興奮してしまいそうに(^^ゞ

駄目だ、庵野秀明監督と樋口真嗣監督は、またもや私の少年心に火をつけてくれました。


「この国はまだまだやれる」
「戦後は続くよ、どこまでも、で、諦めるおつもりですか?」
という長谷川博己君の台詞が胸に何故か残る。

極めつけ、竹野内豊君の最後の台詞。


「スクラップアンドビルドでこの国は立ち上がってきた。今後も立ち直るだろう。」


庵野秀明監督が言いたかったのは、これか?

日本という国は、数々の大震災、災害、そして原爆を2回もかの国に落とされようが

その度に耐えて堪え忍び、立ち上がり、文明を発展させてきた。

ゴジラ=原子力発電の象徴、と捉えるとしたら、共存していくしかない、という意味合いに感じた最後のシーン。

賛成反対はこの際問える問題ではなく、脱却するにしても、方法が挙げられないままだと平行線である。

反対、やめろ、ばかり唱える人は、まず新たな電動力を広げる活動をしたらいいのに、それすらも出来ずに能書きばかりタレている。非常に不愉快な話だ。


人間が生み出したものなのに、人間が反対する。何とも変な話だ。

ああ、映画の感想なのに、最後シリアスになってしまいました。すみません。

まあ映画の感想だなんて、人それぞれですが、私にはこの映画に勝手にメッセージ性を感じてしまったわけです。


日本の国力は、日本人が一番気付いてないかもしれないですね。
国力とか、防衛力構想とか、今の日本の問題点をも、ズバリ斬り込んで描かれてある気が勝手にしました。

巨神兵好きも怪獣好きも、是非観に行って頂きたい作品です。