10年以上昔の私は編集業にいたんですが、この業界は人の出入りが多いの何の。
仕事をどんだけ捌くか、その能力ばかり問われてきた気がします。
アート性を持たせたいデザイナーさんは、才能がある人ほど会社を去っていきます。
尊敬して仲良くしていた先輩も「オレ、独立するけん。」と。
私はもっと会社にいて欲しい、先輩は奥さんや子供がおるんやけん、そんな独立なんて大変ですよ!
なんて言っていた。「ゆみ助ちゃん、会社を興すのってそげん難しくないんよ。」と応えた先輩。
先輩はお金の借り方から、有限会社の事細かなことまで私に力説していた。
そして数人の同級生の男子が地元の飲食業でクローズアップされて始めた頃。凄い!とは思ったけれど
男にしか出来ん事やろ、男やけん出来る事やろ、なんてヒトゴトのように卑屈に思っていた私が…。
33歳過ぎたあたりで私の中でムクムクと起こってきた葛藤。
皆から「会社員には向かない性格」と言われ続けた。だって上司とディスカッションばかりの日々。
「私って何がある?」「私の強みって何やろか。」毎日そんな事ばかり思ってきたけど、
大好きな趣味だったアロマの色んな出会いが私の方向性を変えました。
編集業をしていると言えば、大抵「すごーい」とか羨ましがられたけど、私の仕事なんて別に
辞めればアトがいる世界。編集業から足を洗い、IFAを受けようと思って3年近くが流れた。
何故そんなに決意に時間がかかったのか(笑)。IFAが福岡で受けられなかったからです。
月一度の金土日コースで東京の北畠英子先生の所へ上京しようと思いましたが、なんせIFAコースは
100万円近く受講料がかかりますし、渡航費、宿泊費を考えると気が遠くなる一方で(笑)。
天神や博多駅まで出なくとも、近所でアロマトリートメントが受けたい…そこから始まった私の青写真。
福岡の恩師に巡り会えて、今はこうなるべくしてこうなったと思えます。
4月から女性のみを対象とした自宅週末サロンを開業予定なのですが、不安材料は色々。
業者さんとのやりとり。名刺の作成してたらPC言う事きかんわ、HP作成しようと奮闘してますが
進まず・・・。両親が自宅開業を快諾してくれたので、兄家族が帰ってくるほんの数年はこの自宅で
させて頂けますが、内装にウキウキするものの、全て自分でやらなくちゃ。
ビジネス書にも目を向ける日々でとても追われてますし、IFA無事に合格できたものの自信が足りない。
近所にもアロマサロンが出来てきているし、どう差別化するか。
色んな講座にも通ってましたが、この連休に受けた講習会はとても有意義でした。
「目から鱗のエフルラージュ」とは聞いていたものの、私にとっては目から貝殻でした(笑)。
私が習った解剖学の意味がやっと技術に繋がった…というか気付くの遅ッ!て感じですね。
講師のオザティさん(東京からいらして下さっている)の説明の分かり易さもそうですが、
トリートメントの意味・根拠が今更理解できたというか…。
エフルラージュは最初と最後のご挨拶、体重をかけてのストロークという概念がガラガラ崩壊。
勿論、今まで教えていただいた恩師のトリートメントは素晴らしいです。
が、オザティさんの手技はセラピストにも負担をかけない、かつクライアントの体が確実に変わる!
結果が物語ってます。目にして、体感して本当にビー---------ックリしました。
タオルワークもそうかそうか!と気付かされました。
色んな講師の方に習わなきゃ、分からない事っていっぱいありますね。
ただ触れればいい、肩が凝っているから肩をほぐすのではない。そうか!!拮抗筋。
反するところを触らずして、肝心の筋肉はそのまんまではないですか。意味が無かったんですねぇ。
でも筋肉は動かさない、軽いタッチのエフルラージュで体がこんなに!!
筋肉の付着部の密着がこんなに気持ち良いものだなんて!!ひょえー。
胸骨や腸骨を触るなど考えても無かったのですが、これがまた凄くてですね・・・。
もう一回筋肉の起始・停止の復習よ!!それに練習あるのみです!!
講師のオザティさんはとても素敵な女性で、ベテランセラピストさんとしての魅力だけでなく、
普通の女性としても可愛くて美女オーラ満載の方でした。
お食事会では色んなお話し聞けましたが、開業に関する質問が全く出来ずに後悔…。
次回は絶対聞かなくちゃ!!4月予定だそうなので。
私も外転筋の冷えが解消され、鎖骨もまっすぐ、胸も少し上がりました!!!体って素直。
根拠があるトリートメントです。
あ、興奮して長文になってすいません。セラピストとしての自信もフツフツと湧いてきました。
次回の講習会はモデル中に眠らぬように気をつけねば。毎回、下肢を触られると寝てしまうんです。
きちんと意見交換しなくてはいけないのに~~。アンポンタンです。
これから紆余曲折あるでしょうが、乗り越える度に成長できたら…と思う私。
いろんな方との出会いに感謝している毎日です。