前から観に行きたかったんですが、
18日までの上映と聞いておぉーっと焦りつつ
観に行くことが出来ました。
デヴィット・クローネンバーグ監督作品
(ザ・フライ、裸のランチ、クラッシュなど)
D・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが
再びコンビを組んだ戦慄のバイオレンス・サスペンス。
ロンドンの裏社会を舞台に、ひょんなことから
ロシアン・マフィアを敵に回してしまった女と、
ロシアン・マフィアの一員でありながら
非情さと優しさを併せ持つ謎めいた男の奇妙な心の交流を描く。
共演はナオミ・ワッツとヴァンサン・カッセル。
クリスマスを控えたイギリス、ロンドン。
助産婦のアンナ(ナオミ・ワッツ)が働く病院に、
10代の幼い妊婦が運び込まれる。
少女は、女の子を産んだ直後、息を引き取った。
少女のバッグからロシア語で書かれた日記を
見つけ出したアンナは、孤児となった赤ちゃんのためにと
少女の身元を調べ始める。ロシア語の分からないアンナは、
挿まれていたカードを頼りにロシア料理の店を訪ねる。
そしてその店の前で、運転手だという謎めいた男、
ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)と出会うアンナだったが…。
(解説:allcinemaより抜粋させて頂きました)
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まず、ヴィゴ・モーテンセン好きな方は絶対に見て欲しい!
ただ、「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン好きな方は
やめておいた方がいいかもしれない、と思いました。
何故こういうのか、それは観たらわかります(笑)。
私は大体、サスペンスものはこういう筋書きなんやろな、
とか想定する事が当たってしまい、友人曰く監督泣かせな
観客(視聴者)らしいので、今回も想定範囲内でした。
(やーらしいですな、この言い草・・・可愛くないです)
ヴィゴ・モーテンセンが演じたニコライは、日本映画で言うと
「夜はまたくる」(石井隆監督)で根津甚八さん演じた役と
少しだけ重なって見えました。
正義を貫く為には、残酷でなければならない時もあり、
そしていつの間にか、悪に染まっていく・・・。
残酷さと優しさを兼ね備えたニコライという男を
見事に演じていたヴィゴ・モーテンセンに拍手を贈りたいです。
とにかくカッコいいです、ヴィゴ・モーテンセン!!
常に不敵な笑みを浮かべてます!
アルマーニスーツをばっちし着こなしてます!!
そしてよく脱いでくれてます(笑)。
サウナで乱闘シーンがあったのですが、
あの・・・ヴィゴ様、丸見えなんですけど(R―18指定だし)
ってドキドキワクワク、いえいえ!ハラハラドキドキでした!!
今年50歳の体つきは否めませんが、それでも世の中の
50歳とは確実に違う体でしたよ。毎日、鍛えてるんだろうな・・・。
(私も、毎日コツコツトレーニングしなくては!)
ナオミ・ワッツは相変わらず地味綺麗。
華やかさはないけど、とても安心して作品をみられる
女優さんです。こういう男の哀愁を描いた作品では
うるさかったり、華やか過ぎる女優を使う監督って
センスない、と思ってしまうので。
ヴァンサン・カッセルは、相変わらずクドかったなぁ・・・。
でも、ヘタレ具合が巧いんですよね、あの方は。
「ドーベルマン」はすんごくカッコ良かったのに。
この共演は観応えありました。
やっぱり観に行って良かったです。