「これ、私のものではありません」

「これ、私がやったんじゃありません」

 

 

退去時、管理会社の方が来て原状回復のための立ち会いが行われます。

 

ほとんど、管理会社と入居者で行われ、オーナーは立ち会いません。

 

立ち会い終了後、オーナーは管理会社から受け取った原状回復の書面を見て、

 

空になった部屋の確認をします。

 

「あれ?」と思うこともあります。

 

引っ越しに際し、処分に困ったのでしょうか?

 

特に、外の目につきにくい所にあることが多いです。

 

ごみや不要物が残っていたり

 

物干しの脚部分が残っていたり

 

建物と建物間に雪かきが残っていたり、

 

物干しざおが入っていたりします。

 

退去の立ち合いでの見落としと思われます。

 

また、建物の中にいつの間にか

 

フックの跡がついていたり

 

洋服掛けがついていたり

 

光回線がそのままだったり

 

入居者が明らかに手をくわえたものが

原状回復の対象になっていないのです。

 

管理会社に聞くと

 

『これ、私のものではありません』

 

『これ、私がやったのではありません』

 

と言われるとどうしようもなくて・・・

 

と、お決まりの答えが返ってきます。

 

残った不要物は、管理会社の責任において片づけてもらいます。

 

入居者によって手を加えられたものは、許容できるものはそのままにします。

 

許容できないものは、リフォーム時に対処してもらいます。

 

 

入居時の確認がきちんとされて、

 

記録に残してあれば、

 

こんなことにはなりません。

 

入居募集時にオンライン内見ができる時代ですから

 

部屋の記録映像があるのではないでしょうか?

 

オーナーに指摘されるまでもなく、

 

技術が進歩しているのですから

 

トラブル防止のために何らかの工夫をすればいいのに、

 

なかなか前に進まないのは、なぜでしょう?

 

退去時の原状回復の立ち会いを外部委託しているからか

 

時間と経費がかかり面倒なのか

 

最終的には「オーナーに泣いてもらえばいいや」

 

と思っているからなのか?・・・・・・

 

管理料を払ってアパート管理を委託しているのですから

 

プロとしての管理業務を行っていただき、

 

オーナーに不利益が及ばないようにしてほしいものです。