第29話「格闘 霜や台風から野菜を守れ!」
野菜の生育時期と霜や台風などの影響を受ける時期は、ほぼ一致します。
天気予報を注意して見ていて霜や台風の影響を受ける場合、対策をします。
年に何度か対応を迫られます。
特に「霜対策」と「台風対策」に留意します。
<霜対策>
当方、寒冷地につき
4月末~5月初旬に夏野菜の植え付けをします。
この時期、「霜注意報」がよく出ます。
せっかく苗を植えても、霜対策をしないと
苗は一発でだめになってしまいます。
霜対策はいろいろなやり方がありますが、
私は、なるべくお金をかけず、簡単な方法で行っています。
ナスやピーマンは
短い支柱を苗の四隅に立て、
肥料袋の底の部分を切った袋を
苗を囲むようにすっぽりかぶせます。(上下が空いています)
これで完了!
トマトやきゅうりは
横に渡した支柱に
苗を覆うように藁(わら)をかけておきます。
これで完了!
霜の心配がなくなる5月中旬から下旬まで続け、その後撤去します。
<風対策>
1 収穫できそうな野菜は少し早めでも収穫しておく。
蔓が長くなるきゅうり、トマトなどは実の重みもあり、
風であおられて落下したり、
親蔓が折れてしまう心配があります。
きゅうりは多少小さくても収穫してしまいます。
トマトは収穫後、追熟しますから
真っ赤になっていなくても少し早めに収穫します。
2 支柱を立ててある野菜は、補助支柱を立て補強する。
支柱を立てて育てる夏野菜はきゅうり、トマト、なす、ピーマンです。
特に、長い支柱を使うのはきゅうりとトマトです。
トマトはカラス除けネットをはってありますので
それが防風ネットとして活用できますので
特に支柱に対策をしていません。
主に補助支柱対策をするのはきゅうりです。
風にあおられて支柱ごと倒れてしまうのが最も怖いです。
支柱が倒れてしまうと、野菜に傷がついたり、
地面にたまった雨水につかってしまい、
野菜がダメになってしまいます。
支柱がぐらついていないか確認し、深めに刺し直し、
支柱の横に補助支柱を立て、支柱に結わえつけます。
補助支柱は、つっかえ棒のような役割を果たします。
3 親蔓が折れないように支柱にしっかり固定しておく。
きゅうりの親蔓は、身長より高く2m~3m位になりますので、
ブラブラ宙に浮いているものができるだけ少なくなるように
親蔓部分をしっかり支柱に結わえておきます。
強風が予想されるときは、一番上の部分も支柱に結わえます。
4 カラス除けネットを防風ネットとして利用
カラス除けネットは防風ネットとして活用できます。
強風が予想されるときは、補助支柱だけでなく
防風ネットをはります。
なるべくお金をかけずに工夫して霜対策、台風対策をしています。