第24話 格闘 カラスから野菜を守れ その1
この時期、朝、畑に行くとカラスがいて食事中なのか うろうろしています。
私が行くと、さっと逃げ、近くの電柱にとまっていてこちらの様子を見ています。
(まだネットをはる前です)トマトを見るとつついた跡が見えます。
トマトを一突きにして、鋭くえぐれていました。
カラスは「食事のじゃまされた。早くどっかへ行ってくれ。」
と言わんばかりです。
私も、「お前たちの朝食を作っているわけじゃないぞ。早くあっちへ行け!」
と心の中でつぶやき、睨みつけます。
カラスは諦めが悪く、なかなかどこかへ飛んで行きません。
昨年、畑に隣接する住宅の庭にはミニトマトが真っ赤に鈴なりに熟れていました。
しかし、カラスがつついている様子はありませんでした。
なんで?
フェンスがあるから近づかないのでしょうか?
うちの畑の野菜はカラスに目をつけられているようです。
収穫時期に畑に行けば、いつもカラスがいるのです。
きゅうりやピーマンには関心がないようです。
目当ては、甘いトマトとスイカ!
食べごろ、収穫しようかと思われるものが狙われます。
忌々しいので、毎年、ネットをはるようにしています。
「トマト用カラス除けネット」を
今年、カラスがつついた跡を見つけたのでこんなふうにネットをはってみました。(毎年やり方を変えています)
なるべく簡単で、野菜を取り出しやすくしたいので、
黄色いネットを支柱に洗濯バサミで止めただけです。
南側のネットは日当たりを妨げないよう少し低くしてあります。
洗濯ばさみで止めただけなので取りはずしが簡単ですし、ネットを上下にずらすことができます。
そういえば、小学校の教科書に『大造じいさんとガン』というお話が載っていましたが、
大造じいさんを自分に、残雪をカラスに置き換えると、
自分がカラスと知恵比べをしているみたいで複雑な気持ちです。
果たして効果のほどはどうでしょうか?